「卵子凍結」決断と「女性のキャリア支援」 柔道・角田夏実さんが引退後に描く自分
2024年パリ五輪柔道女子48キロ級金メダリストの角田夏実さん(33)が、1月末に現役引退を発表しました。引退後は自身が立ち上げた会社で柔道教室の開催や子どもたちへのスポーツ振興に取り組む方針です。一方、昨年には将来的に母親になる可能性を広げるため卵子凍結を決断。引退後の活動計画には「女性のキャリア支援」も掲げています。
スポーツ
★角田夏実さんが語った主な内容
- 引退後の活動方針 柔道で社会貢献へ
- 現役中に踏み切った卵子凍結 その決断の背景
- 母親への憧れと「女性の悩みを発信したい」という思い
◆角田夏実(つのだ・なつみ)1992年(平4)8月6日、千葉県八千代市生まれ。八千代高―東学大。小2から柔道を始める。19年に52キロ級から48キロ級への転向を決断。21~23年の世界選手権で3連覇を達成した。24年パリ五輪で金メダル。日本柔道女子最年長の五輪デビューで、この階級では谷亮子以来、20年ぶりの快挙。日本の夏季五輪通算500個目のメダルとなった。161センチ。
柔道着での現役引退会見に込めたもの
柔道着姿で会見に臨んだ角田さんは、最後には記者たちに代名詞でもあるともえ投げをお見舞いするなどサービス精神旺盛だった。
「競技者としてじゃなくても、柔道と一緒に自分の人生を歩んでいきたい」。
角田さんなりの強いメッセージでもあった。
ただ、選んだのは、28年ロサンゼルス五輪で前回チャンピオンが身につけられる「ゴールドゼッケン」ではなく、新しい自分。
引退後は、自身が立ち上げた会社で国内外での柔道教室の開催や子どもたちへのスポーツ振興に取り組む方針を打ち出した。
すでにさまざまな柔道イベントなどに足を運び、少年少女たちと向き合っている。
テレビ番組出演や自身のYouTubeチャンネルでの発信活動もしていることで、人気も上昇中。仕事への充実度は高まっていた。一方、無邪気な子どもたちの笑顔を見ていると、もうひとつの感情が湧いた。
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神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。
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