【俺たちの青学大〈1〉】黒田朝日の門出 「駅伝によるマラソン強化」証明の幕開け
1月の箱根駅伝5区、区間新記録で初の同一チーム2度目の3連覇に貢献した「シン・山の神」こと青学大・黒田朝日(4年)が、門出の春を迎えます。
独自の育成理論「青学メソッド」を吸収し、昨年から数々の記録を塗り替え、陸上界に衝撃を与えました。駅伝とマラソンの両輪で突き進む先には、原晋監督(59)が理想に描く日本長距離界の未来も広がっていました。
「箱根駅伝2027~俺たちの青学大」として選手の姿を追いかける、月2回程度で配信する連載の第1回です。
陸上
◆黒田朝日(くろだ・あさひ)2004年(平16)3月10日、岡山県生まれ。桑田中から玉野光南高に進み、高3時は全国高校総体男子3000メートル障害2位。大学進学後、3大駅伝は2年時の出雲2区でデビューして区間賞。25年2月に初マラソンで日本人学生記録(2時間6分5秒)を樹立。父将由さんは法大時代に箱根路に3度出走。マイブームはカメラ。好きな芸能人は綾野剛。165センチ、50キロ。
美しい三角形
1月2日の往路。周囲の度肝を抜くハイペースで箱根の山を駆け上がった黒田が、最後のコーナーを曲がって姿を見せる。
勝利を確信したのか。白い歯をのぞかせると、仲間のいる芦ノ湖ゴールの方向に、右手の人さし指を突き刺した。
多くのファンはあのシーンを今でも忘れられないだろう。
4区終了時で5位。
首位との差は3分25秒。
箱根駅伝の象徴的なロードでもある山登りの5区(20・8キロ)は、約800メートルの高低差を一気に駆け上がる特殊区間だ。
「天下の険」と呼ばれるように、難コースだ。
しかし、黒田は言う。
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神奈川県横浜市生まれ。2019年に大学卒業後、地方紙に入社。警察担当記者を経て翌20年から運動部に異動し、アマチュア野球やインターハイ、箱根駅伝100回大会など取材。
24年パリ五輪・パラリンピックでは地元選手を追ったものの、現地取材はかなわず…。しかし、オリンピック関連取材をきっかけに本格的にスポーツ記者を志し、翌25年春、日刊スポーツに転職。高校野球取材で西東京大会を担当後の8月からスポーツ部の一員となった。
サッカー日本代表の森保一監督にあいさつした際には「完全移籍選手」と命名された。趣味は料理と駅伝観戦。自宅で、ぬか床を育てるなど発酵食品が好き。
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