日本代表FW上田綺世(28=リール)が、貫禄2ゴールで日本を逆転勝ちに導いた。後半開始早々にベネズエラに先制され、迎えた同4分、後半からピッチに立ったばかりのストライカーが決めた。同じく交代出場のMF伊東から右足で鋭い左クロス。これに反応するとDFとGKの間に抜け出し、スライディングしながら右足でゴール左に流し込んだ。
「僕がギリギリで動きを変えて、相手の逆を突いた形になったけど、それを(伊東)純也くんが見て、合わせてくれた。パスが良かっただけ」と連係でも違いを見せつけた。わずか3分で試合を振り出しに戻した背番号18は、同追加タイムにPKも決めて2ゴール。敗戦危機のチームに一転して逆転勝利をもたらした。
24日ウルグアイ戦に続く途中出場で2戦3発の不動エースは、これで国際Aマッチ通算得点を中山雅史に並ぶ21点とした。24年6月に同会場で行われたW杯北中米大会アジア2次予選のシリア戦でも1点目を決めており“広島連発”にもなった。苦しい時に明確な結果で流れを変えられる点取り屋は「90分でしっかり勝ち切るのはすごくポジティブなこと」。唯一無二の存在感を放ち、淡々とゴールを重ね続ける28歳が、第3次森保ジャパンを連勝スタートに導いた。【永田淳】

