関塚ジャパンはザック流!

 12年ロンドン五輪出場を目指すU-21(21歳以下)日本代表が19日、大阪府内で本格始動した。A代表コーチ兼任の関塚隆監督(49)は、初日から実戦練習を行い、アルベルト・ザッケローニ監督(57)と同じく、守備を中心に練習。さらに4-3-3のシステムを採用した。

 関塚監督

 まだ私も(ザッケローニ監督と一緒に仕事をしたのは)10日足らず。すぐに浸透というよりは、個性を引き出すことも大事だと思う。その中で(ザック流)コンセプトは、すべてではないが、いろんな形で加味していく。

 練習もミーティングもザック流だ。練習前にはザッケローニ監督が指揮を執った10月8日アルゼンチン戦、12日韓国戦のビデオを用い、守備面を徹底指導。練習でも約2時間のうち1時間以上が試合形式のメニューだ。関塚監督自ら笛を吹き、守備のポジショニングを説明。全体練習後もDF陣5人を集めて居残り指導までこなした。MF大塚は「守備の仕方がほとんど。監督の考えは分かりました」と手応えをつかんだ様子。20日のG大阪との練習試合は、ザック監督が足を運ぶ予定だ。【保坂恭子】