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ボカ21歳カルドソ苦戦救った/クラブW杯

<クラブW杯:ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)1-0エトワール・サヘル(チュニジア)>◇12日◇国立◇準決勝

 空中分解寸前の南米王者を、21歳の若武者が救った。ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)のMFネリ・カルドソが前半37分にゴールを奪い、1-0とエトワール・サヘル(チュニジア)を下す原動力となった。相手を軽視したのをきっかけに、チームに不協和音が出た中で、急きょ先発起用されての殊勲弾だった。チームを決勝進出に導き、本大会南米勢3連覇にも前進した。

 揺れるゴールネットを背に、カルドソは両手を広げ叫んだ。「人生で最も重要なゴール。今日のシャツは妻と子供にあげる」。05年U-20W杯で、バルセロナFWメッシとともに優勝した逸材にとっても、格別の一発だった。

 迷走するチームを左足一発で勝利に導いた。ルッソ監督を中心に、チームは以前からこの日の相手をパチューカ(メキシコ)と決め付けて対策を練ってきた。9日に番狂わせでエトワール・サヘルが勝ち上がっても、戦術を変えずに練習。するとパチューカ対策で左MFに入ったゴンサレスと、FWパレルモの息が合わずに攻撃が沈滞した。選手とルッソ監督との信頼関係が揺らぎかけた。

 そんな中、カルドソは前日11日の紅白戦で鋭い縦突破を見せ、中盤でためをつくり、光を与えた。ルッソ監督の心を動かし、先発を奪回。本番でも積極的に仕掛け、リズムをつくった。MFバルガス退場の影響から、後半23分に交代も、存在感は際立っていた。

 ルッソ監督は「パスが回せなかった。中盤に修正点がある」と苦戦を認めた。だが、救世主カルドソがチームを立て直し、南米勢3連覇へのキーマンとなる。【村上幸将】

[2007年12月13日9時13分 紙面から]

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