サンダーズ菅「バランスを心掛ける」
<Vプレミアリーグ男子:JTサンダーズ3−1サントリーサンバーズ>◇7日◇小瀬スポーツ公園武道館
後悔の思いがあふれ、試合後の記者会見で終止うつむいていた前日とは違い、セッターの菅直哉はしっかりと前を向いて答えた。「今日はレフトの甲斐さんと國近を少しはうまく使えたので、相手ブロッカーもちゅうちょした場面があったと思います」。
前日、豊田合成にフルセットで敗れた試合では、攻撃がゴメス・エルナンド(ベネズエラ)に偏ったため相手ブロックに的を絞られ、責任を感じていた。その反省を生かし、サントリー戦では、相手ブロックがゴメスをマークしてくる裏をかき、逆サイドの甲斐祐之や國近公太にトスを上げる場面が増えた。「ハリー(ゴメス)に相手ブロックのマークが行くから(マークの薄くなった)逆サイドのスパイカーが絶対に決めてくれる、という強い気持ちを持って上げました」。ゴメス中心ではあるが、甲斐、國近も10得点以上を挙げ、攻撃のバランスが改善された。
4強入りのために負けられない残り4戦は、その“バランス”をさらに向上させることを目指す。「レフトサイド、クイック、真ん中からのバックアタックを、もっとバランスよく使えるようにしたい。そうすれば相手もハリーに的を絞れなくなって、ハリーも楽になる。とにかくバランスよく上げることを心掛けていきたいと思います」。
司令塔のトスワークで、4強入りの扉をこじ開けることができるかどうか。残り4戦に注目だ。
[2010年3月7日22時34分]
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