このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > 競馬 > 競輪・競艇・オート > 第53回 競艇関東地区選手権特集 > 基礎知識


第53回 競艇 関東地区選手権特集


基礎知識 お金のは・な・し

平和島の3連単最高配当は16万9180円!

 「なぜ競艇場へいくのですか?」と聞かれたら、ほぼ全員が「お金を増やしたいから」と答えるでしょう。競艇は国が認めた公営ギャンブル。大手を振ってお金を賭ける事ができます。それでは競艇にまつわるお金の話を進めたいと思います。

(1)平和島競艇場行きのバスは無料
 平和島競艇場へ行った事のないあなた。競艇場行きのバスはなんとタダなんです。平和島競艇場の最寄り駅はJR京浜東北線の大森駅と京浜急行の平和島駅。大森駅は東口のバスターミナルから、平和島駅は第1京浜の送迎バス乗り場から競艇場行きのバスが出ています。普通はバスに乗るときにお金を払いますが、前記のバスは競艇開催期間中に限り無料で乗車できます。初めて行く人は必ずここで戸惑います。「お金はどこで払えば…」なんて言わず、堂々と無賃乗車(?)してください。競艇場で大もうけした方は、帰宅時は無料バスとは言わずタクシーで繁華街へ…。これも競艇の魅力のひとつです。

(2)入場料は100円
 例えばプロ野球の巨人戦を東京ドームで観戦したとします。外野指定席のチケット料金は1700円(07年の大人料金)です。Jリーグの浦和の試合を埼玉スタジアムで観戦するとゴール裏の自由席は2000円です。さらに先日話題となったハンドボールのアジア最終予選再試合の自由席は2000円でした。

 ところが競艇の入場料は1桁違います。なんと100円で迫力あるレースの観戦が可能です。今時、100円で1日楽しめるレジャーランドはなかなかありません。100円払って自由席に座ってのんびり観戦。もちろんお金を賭けたレースなら、興奮して腰が浮き上がること間違いなしです。

※スタンド4階指定席、エクセレンスルーム、テレシアターなどは別途料金が必要なので、ご注意ください。

(3)出走表も無料!
 競艇場の入口にはその日のレースの出走表が無料で置かれています。出走表には各選手の成績などが書かれています。競艇の専門記者の予想を見たい人は競艇場の売店で売られている日刊スポーツを買ってください。1部130円です。さらに詳しい情報が知りたい人は競艇専門紙を購入してください。「競艇ニュース」「ボートレース研究」「ファイティングボートガイド」などがあり、それぞれ500円です。

(4)予想屋の予想は1レース100円
 レースの予想に困った時に頼りになるのが予想屋さんです。予想されるレース展開、最近の選手の調子、その日のレース傾向などについて語っています。そして肝心の予想(買い目)は、予想屋さんの机に100円玉を置くと、「2=3、2-5、2-6」といった予想が書かれた5センチ四方の紙をこっそり手渡してくれます。初めてこれを経験するときは、かなりドキドキします(別に悪いことをしているわけではないのですが…)。でも怖がる必要はありません。カッコよく100円玉を置いて、さも玄人のように紙切れを受け取って颯爽(さっそう)と立ち去りましょう。

(5)平和島競艇の3連単の最高配当は16万9180円
 競艇の最低単位の賭け金は100円。これが果たしていくらになるのか? 高額配当となりやすいのが3連単。1着から3着までの艇を順番通りに当てなければなりません。競艇は6艇で行われるので的中確率は120分の1になります。

 1月に平和島競艇では18日間216レースが行われ、3連単の配当の最低は400円(1月3日第8レース)、最高は6万6040円(1月6日第4レース)、平均は7963円でした。ちなみに同期間の2連単の平均配当は2363円なので、3連単の方が3.37倍も配当が高かったことになります。

 さてこれまでの平和島競艇での3連単の最高配当ですが、なんと16万9180円というビックリな金額が04年9月11日第5レースで飛び出しています。最低人気の田中太一郎がまくりを決めて1着。2着に早川清一、3着に岸本隆が入り、1番人気の山一鉄也は5着に沈みました。人気は120通り中117番目で、従来の15万3810円の配当記録を1万5370円上回りました。100円が16万9180円になるということは、1000円買っていれば約170万円になってクルマが買えちゃいます。もし1万円買っていたら約1690万円になって東京都内でも中古のワンルームマンションが買えるんです。10万円買っていたら…。きりがないのでやめておきましょう。

 競艇場にはお金で買えない夢やスリルもたくさんあります。ぜひ足を運んでみてください。

基礎知識 わかりやすい舟券解説

 舟券には7つの種類があります。それぞれを中央競馬(JRA)の馬券と比較しながら説明します。

単勝式

写真1

 1着の艇を当てる舟券です。競艇は6艇が出走するので的中確率は6分の1です。競馬は最大で18頭が出走するので、その場合と比較すると的中確率は3倍高くなります。

 写真1の舟券の場合は2番の艇(ボート)が1着になった場合が的中となります。

複勝式

写真2

 出走6艇のうち、2着までに入る艇を当てる舟券です。的中確率は3分の1となります。競馬の複勝は3着まで(出走頭数が7頭以下の場合は2着まで)に入る馬を当てる馬券となります。

 写真2の舟券の場合は3番の艇が1着または2着になった場合が的中となります。

2連勝単式

写真3

 通称「2連単」と言います。1着と2着の組を着順通りに当てる舟券で、単勝や複勝よりも高い配当が期待できます。的中確率は30分の1です。

 ちなみに競馬の馬単(競艇の2連単と同じく1着と2着の組を着順通りに当てる)の18頭が出走したときの的中確率は306分の1です。

 写真3の舟券の場合、1着が1番、2着が5番の艇の場合に的中となります。1着が5番、2着が1番では不的中です。

2連勝複式

写真4

 通称「2連複」と言います。1着と2着の組み合わせを当てます。どちらが1着でも構いません。2連単よりも配当は低くなることが多いですが、的中確率は15分の1と2倍高くなります。

 写真4の舟券の場合、1着が1番で2着が5番の艇の場合と、1着が5番で2着が1番の艇の場合の2通りが的中となります。

3連勝単式

写真5

 通称「3連単」と言います。1着、2着、3着の艇を着順通りに当てる舟券です。的中確率は120分の1と低いですがその分、高い配当を期待できます。

 競馬の3連単の的中確率は18頭立ての場合、4896分の1です。これと比較すると競艇の3連単の的中確率は40倍高くなります。

 写真5の舟券の場合、1着が1番、2着が5番、3着が6番の場合のみ的中となります。

3連勝複式

写真6

  1着 2着 3着
(1) 1番 5番 6番
(2) 1番 6番 5番
(3) 5番 1番 6番
(4) 5番 6番 1番
(5) 6番 1番 5番
(6) 6番 5番 1番

 通称「3連複」と言います。1着から3着までに入る3艇を着順にかかわらず当てる舟券です。的中確率は20分の1となります。

 写真6の舟券の場合は右の6通りが的中となります。

拡大2連勝複式

写真7

  1着 2着 3着
(1) 1番 5番
(2) 1番 5番
(3) 5番 1番
(4) 5番 1番
(5) 1番 5番
(6) 5番 1番

 通称「拡連複」と言います。1着から3着までに入る3艇のうち2艇を着順にかかわらず当てる舟券です。的中確率は5分の1となります。

 競馬で「ワイド」と呼ばれる馬券と同じです。

 写真7の舟券の場合は、右の6通りが的中となります。




このページの先頭へ