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第53回 競艇 関東地区選手権特集


レース展望

初の関東王者へ“猛虎”浜野谷がほえる!

 「PRIDE」。平和島競艇のG1第53回関東地区選手権は、11日に開幕する。メーンビジュアルの浜野谷憲吾を筆頭に、地元東京、埼玉、そして群馬から戦士が集結。関東チャンピオンの座を目指し、誇りをかけたバトルを繰り広げる。水上のスターがどんなパフォーマンスを見せるか、楽しみだ。

史上3人目のSG3連覇がかかる魚谷

 「虎の眼」。関東地区選手権ビジュアルポスターに起用されたのが浜野谷憲吾だ。獲物を狙う鋭い眼光。プライドをかけた戦いに挑む男の決意が伝わってくる顔だ。浜野谷は関東の大エース。平和島では昨年、SG総理大臣杯で優勝した。今年も正月の東京ダービーを制し、大好きなハンティング・テリトリーである。初の関東チャンプへ向け、猛虎がほえる。

 上州軍団の総帥、江口晃生はひげをたくわえ、耳にはピアス。ちょい悪系のナイスミドルだ。もちろん、レースもしぶい。円熟した匠(たくみ)の技で若手をほんろうするシーンも十分ある。

 柱がない奇抜な大豪邸を建てたのが平石和男。正月にテレビで放映されたので見た人もいるはず。CMの世界で、ある時は雀士、ある時はエルビス・プレスリー(古い?)に扮(ふん)したりといろいろな顔を持っている。レースも変幻自在。スタートで存在感がなくてもバック水面ではいつのまにか先頭に。こんな忍者的戦法が得意だ。

 東京支部(選手会)には浜野谷以外にも個性派がズラリとそろっている。昨年、平和島の競艇ダービーで念願のSG初優勝を飾った高橋勲は湘南のサーファーだ。熊谷直樹は生まれ故郷の北海道を拠点に全国を飛び回っている(ちなみに仕事場の競艇場は24カ所)。

 長岡茂一、村田修次、田中豪、紅一点の浜村美鹿子は三多摩育ち。関東地区の新撰組になるか。異色、いや頑固さなら阿波勝哉と西田靖。阿波はもっとも不利な6コースしか使わない。西田は「他人と一緒じゃ面白くない」男。人とは違うプロペラを考案し、阿波とは逆に内側の1、2コースからのレースに徹する。

 最後にイケメン君を。トーキョーベイパイレーツ(平和島で結成した海賊? 集団=11人)の渋谷街頭アンケートでトップだったのが作間章。そして、もう1人は蜷川哲平。このイケメンコンビ、最近の調子はもうひとつだが、実力もちゃんと備えている。【後藤純明】



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