日本陸連は6日、大学生アスリートを対象とした「ライフスキルトレーニング」を実施すると発表した。競技力だけでなく人間力を向上させることを目的としたプログラムを通じ、競技生活から退いたあとも、社会で活躍できる人材を育成することを目指す。大学2年生を主な対象とし、募集人数は10~20人。この日よりインターネットで募集を開始し、締め切りは16日。

同プログラムをサポートする東京海上日動キャリアサービスの田崎博道社長は、慶大時代の1976年に日本選手権男子100メートルで優勝した経歴の持ち主。日本陸連を通じて、「頂点を目指す競技者の持つスキル・能力と、社会で求められるスキル・能力は共通するものがあるという考え方に基づき、社会で求められる力を競技生活の中で習得していくことを目指す」とコメントした。