全日本大学女子駅伝を制した名城大が２時間２２分２４秒で４年連続の２冠を達成した。１区（４・１キロ）で１年生の谷本七星が飛び出すと、２区以降も各選手が安定した走りでリードを守り、アンカーの小林成美（３年）がトップでゴールに飛び込んだ。 名城大は全日本と合わせ、４年連続の２冠達成。学生４年間を無敵で終えた和田有菜主将は「みんなに支えられたおかげで、感謝しかありません。幸せな時間です」と感激した。
【写真特集】「フワちゃん祭り」拓大スーパー１年生不破聖衣来10人抜き
２位は大東大、３位は日体大、４位に立命大、５位に松山大が続いた。
拓大のスーパー１年生、不破聖衣来（１８）は５区で驚異的な走りを披露し、チームを１２位から２位まで押し上げた。最終的に拓大は６位でフィニッシュした。
◆レース経過
※タイムは速報値
◆７区＝８・３キロ（岡島運輸駐車場前～富士総合運動公園陸上競技場）
※３キロ過ぎから高低差約４・６キロで１６９メートルの厳しい上り。その中の源太坂（３・８キロ地点）は急激な下り区間。フィニッシュとなる富士総合運動公園陸上競技場の手前が標高の最も高い１７６メートル
◆フィニッシュ 名城大が４年連続の２冠達成。２位は大東大、３位に日体大が入った。
- 全日本大学女子選抜駅伝で優勝し両手を広げフィニッシュする名城大7区小林（撮影・江口和貴）
- 大会後、高橋尚子さん（左）と写真に納まる拓大・不破（撮影・江口和貴）
（優勝）名城大 ２時間２２分２４秒
（２）大東大 ＋２分５８秒
（３）日体大 ＋３分３５秒
（４）立命大 ＋３分５５秒
（５）松山大 ＋４分００秒
（６）拓大 ＋４分９秒
（７）城西大 ＋５分４５秒
（８）全日本大学選抜 ＋５分５１秒
（９）大阪芸大 ＋５分５７秒
（１０）大阪学院大 ＋６分３１秒
（１１）関西外大 ＋６分５０秒
（１２）東北福祉大 ＋７分１２秒
（１３）東洋大 ＋７分４０秒
（１４）佛教大 ＋７分４２秒
（１５）関西大 ＋９分２秒
（１６）中京学院大 ＋９分７秒
（１７）順大 ＋９分５２秒
（１８）中大 ＋１０分１０秒
（１９）京産大 ＋１０分４４秒
（２０）福岡大 ＋１１分２２秒
（２１）京都光華女子大 ＋１１分３７秒
（２２）亜大 ＋１２分３６秒
（２３）筑波大 ＋１３分５３秒
（２４）静岡学生選抜 ＋１７分２１秒
- 富士山を背にゴールへ向かう名城大7区小林（撮影・江口和貴）
◆５・４キロ 日体大・保坂が拓大・伊井を抜き去り３位浮上。
◆４・５キロ 名城大・小林が独り旅。２位の大東大・山賀が拓大・伊井を突き放す。４位の日体大・保坂が迫ってきた。
◆３キロ 大東大・山賀が拓大・伊井をかわし２位に浮上。
◆６区＝６キロ（ジヤトコ本社前～岡島運輸駐車場前
※富士山撮影のビューポイントである田園地帯の長い直線コース
◆第６中継所 名城大・増渕がトップで小林にタスキリレー。拓大・梅木が１分５９秒差の２位、３位の大東大・蟹江は２分２４秒差でタスキをつないだ。筑波大、静岡学生選抜は繰り上げスタート。
（１）名城大 １時間５２分２９秒
（２）拓大 ＋１分５９秒
（３）大東大 ＋２分２４秒
（４）日体大 ＋２分３６秒
（５）松山大 ＋３分２４秒
（６）立命大 ＋３分３０秒
（７）城西大 ＋３分４９秒
（８）大阪芸大 ＋３分４９秒
（９）全日本大学選抜 ＋４分４３秒
（１０）大阪芸大 ＋４分４７秒
◆４キロ 名城大・増渕がトップ独走。
◆５区＝１０・５キロ（クリーンセンターききょう前～ジヤトコ本社前）
※エース区間。しらす街道、田子の浦港、富士市の中心市街地、吉原商店街を駆け抜ける最長区間
★区間新★ 拓大・不破聖衣来（３２分２３秒）、大東大・鈴木優花（３３分０７秒）、名城大・和田有菜（３３分３２秒）
◆第５中継所 名城大・和田がトップで増渕にタスキリレー。１０人抜きの拓大・不破は１分１３秒差の２位で梅木につないだ。３位に大東大・鈴木が１分５９秒差で入ってきた。静岡学生選抜は繰り上げスタート。
（１）名城大 １時間３２分３９秒
（２）拓大 ＋１分１３秒
（３）大東大 ＋１分５９秒
（４）日体大 ＋２分３５秒
（５）松山大 ＋２分５０秒
（６）大阪学院大 ＋３分４１秒
（７）立命大 ＋３分４９秒
（８）全日本大学選抜 ＋３分５４秒
（９）大阪芸大 ＋３分５６秒
（１０）城西大 ＋４分９秒
- 全日本大学女子選抜駅伝の第5中継所に向かう拓大・不破（撮影・江口和貴）
- 全日本大学女子選抜駅伝の第5中継所で6区拓大・梅木（右）にたすきを渡す5区の不破（撮影・江口和貴）
◆９キロ 名城大・和田がトップ、拓大・不破と５００メートルほどの差。
◆７キロ 大東大・鈴木優花が３位に浮上。
◆中間点 拓大・不破が異次元の走り、１０人抜きで２位浮上。
◆５キロ ２位日体大・岡島と拓大・不破が３秒差。大東大・鈴木優花が４位に浮上。
◆４・８キロ 拓大・不破が２位日体大・岡島に迫る。
◆４キロ 拓大・不破が一気に２人抜き去り９人抜きで３位浮上。
◆３キロ 拓大・不破が７人抜き。
◆４区＝４・４キロ（富士市交流プラザ前～クリーンセンターききょう前）
※平たん区間も富士川河川敷を冬の風が吹き付ける
◆第４中継所 名城大・山本がトップで山本にタスキリレー。５１秒差で日体大、立命大が１分３１秒差の３位で追う。拓大は２分２２秒差の１２位で不破聖衣来にタスキを預けた。
（１）名城大 ５９分７秒
（２）日体大 ＋５１秒
（３）立命大 ＋１分３１秒
（４）松山大 ＋１分３６秒
（５）東洋大 ＋１分５６秒
（６）大阪芸大 ＋１分５９秒
（７）東北福祉大 ＋２分７秒
（８）城西大 ＋２分１０秒
（９）全日本大学選抜 ＋２分１１秒
（１０）佛教大 ＋２分２０秒
◆３キロ 名城大・山本が２位日体大・中村を引き離す走り。
◆３区＝３・３キロ（石井鉄工所前～富士市交流プラザ前）
※平たん区間もＪＲ東海道線の高架橋のアップダウンに注意
◆第３中継所 名城大・井上が執念の走りでトップを守り山本にタスキリレー。１０秒差で日体大が追う。
（１）名城大 ４４分４１秒
（２）日体大 ＋１０秒
（３）松山大 ＋３４秒
（４）立命大 ＋４１秒
（５）全日本大学選抜 ＋５４秒
（６）東北福祉大 ＋１分２秒
（７）大阪芸大 ＋１分４秒
（８）東洋大 ＋１分５秒
（９）城西大 ＋１分６秒
（１０）拓大 ＋１分１２秒
◆２キロ 日体大・嶋田がトップの名城大・井上に迫る走り。
◆２区＝６・８キロ（浅間大社前～石井鉄工所前）
※高低差９８メートルの長い下り
◆第２中継所 名城大・高松智美ムセンビがトップの３４分２１秒で井上にタスキリレー。２位は７秒差で日体大、３位に１０秒差で松山大が続いた。
（１）名城大 ３４分２１秒
（２）日体大 ＋７秒
（３）松山大 ＋１０秒
（４）東北福祉大 ＋２１秒
（５）全日本大学選抜 ＋２５秒
（６）立命大 ＋２９秒
（７）大阪芸大 ＋４３分秒
（８）東洋大 ＋４３秒
（９）大東大 ＋４５秒
（１０）関西外大 ＋４６秒
◆５・３キロ ４位に東北福祉大・金沢が浮上。
◆４・５キロ 一度抜かれた松山大・西山が抜き返し２位、日体大・山崎が離されず追う。
◆３キロ 日体大・山崎が松山大・西山に追い付き第２集団に。全日本大学選抜・中島が８人抜きで４位に浮上。
◆１キロ 名城大・高松智美ムセンビが独走態勢。
◆１区＝４・１キロ（富士山本宮浅間大社前～富士山本宮浅間大社前）
※浅間大社を囲むように市内を周回。２０メートルの上り下りがある厳しいコース
◆第１中継所 名城大・谷本が１２分４９秒、区間賞の走りで高松智美ムセンビにタスキリレー。７秒差で松山大、１４秒差で全日本選抜が続いた。
（１）名城大 １２分４９秒
（２）松山大 ＋７秒
（３）日体大 ＋１４秒
（４）東洋大 ＋２２秒
（５）順大 ＋２３秒
（６）亜大 ＋２６秒
（７）関西外大 ＋２７秒
（８）大東大 ＋２８秒
（９）静岡学生選抜 ＋３０秒
（１０）東北福祉大 ＋３２秒
◆２・４キロ 名城大・谷本が抜け出す。２位に松山大・田川、３位は全日本選抜・三池と早くも縦長の展開。
◆１キロ ３分２５秒で通過、名城大・谷本がけん引する。
◆スタート 午前１０時に号砲。２４チームが一斉にスタート。
天候は晴れ、気温１１度。
動く順位グラフ
※記録は速報値。
- 全日本大学女子選抜駅伝でスタートする各大学の第1区の選手たち（撮影・江口和貴）
- 全日本大学女子選抜駅伝でスタートする各大学の第1区の選手たち（撮影・江口和貴）
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◆出場チーム 名城大、大東大、拓大、立命大、日体大、大阪学院大、城西大、松山大、東北福祉大、関大、大阪芸大、中京学院大、福岡大、佛教大、順大、関西外大、京産大、東洋大、京都光華女子大、筑波大、亜大、中大、全日本大学選抜、静岡県学生選抜
- スタートの富士山本宮浅間神社付近から望む富士山（撮影・江口和貴）
