国内男子ツアーのジャパンゴルフツアー選手会の池田勇太副会長(34)が11日、新型コロナ対策担当の西村康稔経済再生相(57)に対し、外国人選手の入国条件の緩和を直談判したことを明かした。

電話形式の選手会理事会がこの日、行われ、池田副会長は時松隆光会長(26)とオンライン会見に出席。質問に答える形で「西村大臣にお会いして、外国人選手の早急なビザ発給をお願いした」と話した。

国内ツアーは9月3日開幕のフジサンケイクラシックが今年の国内初戦となることが決まったが、賞金シード選手65人のうち、外国人選手が半分近い31人もいる。政府は5日から入国制限措置を緩和したものの、在留資格(興行ビザ)が切れた外国人選手は依然、入国できない状況。池田は現状打開に向け、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長(77)とともに西村大臣に面会し、陳情に及んだ。

池田は「選手会、JGTOともトーナメントを開催したい思いは強い。フジサンケイクラシックが開催してもらえると言っても、正直まだ(ツアーの正常な再開に)つながるとは思っていませんが、この秋、来年には何とかという思いでみんなが頑張っています」と話した。

そのポイントに新型コロナとの「共存」を挙げて「外国人選手が大多数出場できるようになって、ツアーの(本格的)再開を進めたい」と話した。