大阪薫英女学院は健闘及ばず、高校総体優勝の桜花学園(愛知)に57-81で敗れた。

 桜花学園の堅いディフェンスに阻まれ、立ち上がりに得点できなかった。第1Qは3分35秒に峰晴寿音(2年)が3点シュートを決めた後、9分28秒までゴールできず、5-18で終了。そして、第2Qにさらにリードを広げられ、14-37で前半を終えた。

 第3Qはエース高原春季(3年)が意地を見せ、ドライブシュートなどで追い上げたが、第4Qにまた突き放された。

 安藤香織コーチは「最初が全てだった」と天を仰いだ。「高原が悪かった。ボールをつながなかった。いつも通りを意識させたが、かたくなった」とエースが第1Qにボールをもらわなくなった動きを、敗因に挙げた。

 高原は「出だしにシュートが入らず、引いてしまった。自分が率先して背中を見せなきゃいけないのに、できなかった」とうなだれた。それでも後輩に対しては「情けない自分が言えることではないが」と前置きしながら、「(練習の)積み重ねと気持ちがあれば勝てる。薫英はどこにも負けへん」とエールを送った。