虹をバックに大阪朝鮮高（大阪第2）が躍動した。
初戦で松山聖陵（愛媛）を下した昌平（埼玉第2）を7トライで圧倒。ボール争奪戦で激しさを見せ、堅い防御で無失点だった。
試合中には雨が降り、上がった後には美しい虹がかかった。途中出場のNO8金勇哲（キム・ヨンチョル）主将（3年）は「グラウンドが後半湿っていたけれど、1回戦もそういう状況だった。後半は風上でキックが飛ぶので、タッチに出さずに、それをFWがしっかりタックルできた」と振り返った。
元日の3回戦は伝統校の秋田工とぶつかる。10年前の第90回大会で準決勝に進み、のちの日本代表FB松島幸太朗らを擁した桐蔭学園（神奈川）に10－21と接戦を演じた。当時のチームが印象に残っているという金は「小学校の時からずっと、朝高のジャージーに憧れていた。後輩たちにかっこいい朝高を見せて、朝高ラグビーで感動を与えたい」と力強く意気込んだ。
