日大は新エースQB加藤俊輔(2年)が3戦連続先発し、立大に61-24の快勝で今季2勝目を挙げた。第1Qの13ヤードを皮切りに、第2Qにも3ヤードで2TDパスをマーク。前半終盤にもロングパスを足場にランでの2TDを追加し、前半で38-3として試合を決めた。昨年まで4年間率いた林コーチの後継として、1戦ごとに成長を示している。
加藤は昨年4番手も試合には1度も出場していない。もっぱら守備の練習台で対戦相手の仮想役を務めた。2年目の今年、いきなり先発の大役。2戦目で法大には逆転され、この3年間で関東勢に初めての黒星を喫した。この試合も序盤はパント、FG止まり。「まだプレッシャーは感じる。慎重になった」という。
3度目の攻撃でエースWR山下(3年)へ33ヤードのパスを決めた。「失敗しても思い切りやろうと思った。一番信頼できるWRに決められた」とリズムをつかみ、WR小野(3年)への最初のTDパスにつなげた。第2Q途中から8連続と確実にパスを決めて3TDを演出。前半でお役御免も、パスは21回中15回成功で198ヤードをマークした。
中学まではサッカー部だった。日大桜丘高に進むと「激しいスポーツがしたかった」とアメリカンフットボール部に入った。ポジションは「気が付いたらQBだった」という。東京都大会8強止まりも東京選抜に選ばれた。橋詰監督から熱心に勧誘されて「だんだん大学でやる気になった」と話す。
今年は3、4年にQB不在で同学年のもう1人もケガで、自然とエースの座が回ってきた。昨年の甲子園ボウル後、林コーチに1月から指導を受けて急成長した。橋詰監督は落ち着きぶりを評価するが「欠点でもある」という。素早い判断や動きが課題だ。
初戦では背番号13をつけていた。2戦目から林コーチにすすめられ、昨年林コーチがつけていた19に変えた。日大のエースQBは10が伝統。林コーチも甲子園ボウルで10に変えた。加藤は「10番をつけられるようにもっと成長したい」と誓った。


