バスケットボールB1の秋田ノーザンハピネッツは、前田顕蔵ヘッドコーチ(HC、38)の3季目続投が4日までに決まり、過去最強布陣で来季の飛躍を目指す。20-21年は東地区7位。勝率4割7分5厘(28勝31敗、1試合未消化)はB1在籍4季目で最高成績。これまでの最多勝利数だった19-20年(コロナ禍により41試合で打ち切り)の19勝も上回った。さらに同一カード2連勝は、同年の2度からクラブ新記録となる8度マークした。

    ◇   ◇   ◇

秋田は骨格を維持したまま来季を迎える。主力との契約更新も順調に進み、4日までにPG・SG中山拓哉(26、3年契約)PG伊藤駿(31、2年契約)PFアレックス・デイビス(29、同)PG大浦颯太(23、同)SG多田武史(23、同)SG・SF古川孝敏(33、1年契約)が、引き続きピンクのユニホームをまとうことが決まった。

チームの底上げへ新戦力も加わった。三遠から20-21年スチール王(平均2・4)のPG川嶋勇人(31)を3年契約で獲得。前田HC就任時の19-20年から獲得を熱望していた選手で、クラブの期待は大きい。新司令塔候補は「川嶋、勝ちに飢えています。勝利のために全肉体をささげたいと思います」とメッセージ。一方、Cハビエル・カーター(30)PG細谷将司(31)は自由交渉選手リストに公示された。

20-21年は前半戦で20勝10敗も、強豪との対戦が続いた後半戦は8勝21敗と失速した。前田HCは5月8日の最終戦後に「アップダウンのあるシーズンだったが、このシーズンがあったからと言えるようにやっていかないといけない」。リーグ王者の千葉に0勝3敗、同準優勝の宇都宮に0勝4敗、川崎に2勝2敗、富山に0勝4敗、SR渋谷に0勝4敗と、川崎を除いてはチャンピオンシップ進出の東地区4チームから白星を挙げることはできなかった。

得点源のPF・Cジャスティン・キーナン(32)がB2群馬に移籍し、日本人の得点力アップを掲げてスタート。大黒柱のPF・Cカディーム・コールビー(31)を大けがで長期間欠く中で、平均得点は77・5と昨季の75・5から微増した。個人成績は加入1年目のデイビスが平均ブロック数2・2でブロック王に輝き、平均スチール数は1・8でリーグ3位、中山も1・5で同4位。古川はフリースロー成功率91・0%でベストFT成功率賞を受賞した。収穫も課題もすべて来季の秋田躍進につなげる。