女子で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが、プレーオフで北海道銀行を6－4で下し、2年ぶり3度目の日本一に王手をかけた。若さと勢いのある相手を逆転でねじ伏せた。29日午後4時半からの決勝では、変則トーナメントの準決勝を制した中部電力と対戦する。29日午前9時からの男子決勝は、札幌国際大と1次リーグ首位通過のSC軽井沢クラブが戦う。

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今年の世界選手権出場の中部電力がプレーオフに続いて準決勝も制し、決勝進出を決めた。29日に北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレと対戦する。日本選手権でこの2チームが激突するのは2年ぶり。

中部電力は追い付いてはリードされる展開が続いたが、3－4の第8エンドに一挙4点を挙げて流れを引き寄せた。

スキップの北沢育恵（25）は「ロースコアは想定内。予選では負けている相手。今日は最後1点でも勝っていればという気持ちで臨んだ」と振り返った。

ロコ・ソラーレとはこれまでもたびたび決勝で激突し、見応えある戦いを繰り広げてきた。北沢は「何度も試合をさせていただいている相手。まずは自分たちのできることを発揮することが大事。勝ちにはこだわりすぎず、まずは自分たちの1投1投に集中したい」と話した。

◆日本選手権決勝トーナメント　変則方式で行われる。まずはプレーオフとして、1次リーグの1位チームが同2位チームと、同3位チームは同4位チームと対戦。1位対2位の勝者はストレートで決勝進出が決定。敗れたほうは、3位対4位の勝者と準決勝を戦う。