ラグビー元日本代表監督の平尾誠二さん(享年53)が亡くなって、20日で6年となる。

同志社大時代の同期で全国大学選手権3連覇を達成した日本協会の土田雅人会長(59)が19日、都内で行われた理事会後に思いを語った。

七回忌の節目を前に、15日には神戸で平尾さんの家族、友人らと集い、食事を共にしながら思い出を語り合ったという。土田会長の仕事場の机には10年ほど前、東京・秩父宮ラグビー場で2人で撮った写真を置いており「生きていればアイツが会長、僕が副会長だった。何か悩んだ時には『彼だったらどう考えるか?』と考える」と思いをはせた。

土田会長は2015年に平尾さんから「日本のラグビーを変えようや」と、日本協会の理事就任の誘いを受けた。

「平尾が会長をやる気持ちがあるなら受ける」

そう条件をつけると、平尾さんは「やるかぁ」と笑っていた。

「普通は『お前、アホか』と言うから、僕としては『イエス』と感じた」

覚悟を決めて大役を担ったが、翌2016年10月20日に平尾さんは53歳の若さで亡くなった。

今年6月に会長に就任し、掲げたのは〈1〉W杯再招致、世界一の協会作り〈2〉男女15人制W杯ベスト4、7人制の五輪メダル〈3〉ラグビー人口の増加。友の遺志を胸に、ラグビー界を引っ張っていく。【松本航】