柔道の世界選手権第6日は9日、アゼルバイジャンのバクーで行われ、男子100キロ級の新井道大(東海大)は決勝でパリ五輪2位のイリア・スラマニゼ(ジョージア)に惜敗し、2年連続の銀メダルだった。

新井にとっては悔やまれる決勝となった。微妙な判定で初優勝を逃し「最後は審判が決めること。改めて弱いと感じた」と結果を潔く受け止めた。

強豪スラマニゼと互角に闘い、延長に入って間もなく左大内刈りを仕掛ける。相手が体をひねりながら倒れ、新井も、もつれて腹ばいに。一度は技ありの判定が出てガッツポーズで喜んだ。だが映像チェックを経て返し技による相手の有効に変わり、一転して負けを宣告された。

19歳で3位に入った2024年から3大会連続の表彰台。メダルの色は昨年と同じ銀ながら、21歳の大器は思い切った柔道で成長をうかがわせた。「一つ一つ積み重ねて、目の前の目標に向かっていく」と精進を期した。(共同)