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関東学院大ラグビー部さらに大麻吸引12人
- 関東学院大ラグビー部員の大麻事件で、報道陣に囲まれる瀬沼達也広報室長
関東学院大ラグビー部員の大麻事件で、レギュラー1人を含む2~4年の部員12人が神奈川県警の任意の調べに対し、横浜市内のマンションや合宿先の長野県のホテルで大麻を吸ったことがあると認めていることが3日、分かった。11月8日に3年生部員が逮捕された際の大学側の調査では、他の部員は関与を否定していた。寝耳に水の大学は大きなショックを受けている。
大麻取締法違反(栽培)の罪で起訴された同大3年の梅埜桂嗣(21)、中村大樹(21)の両被告(退部処分)が、神奈川県警の調べに「春から栽培し、夏に刈り取った大麻をほかのラグビー部員十数人も吸った」と供述。県警は同日までに部員計12人から任意で事情聴取、ほとんどが大麻吸引を認めたという。うち1人は3年のレギュラー選手。同法には「使用」の処罰規定がなく、県警は部員らの吸引について、大麻の共同所持容疑などでの書類送検の可否を検討するなど慎重に調べている。
また、梅埜被告は「大麻の種を買い、高校時代の友人に受け取ってもらった」と供述。県警は同法違反(栽培)ほう助の容疑で専修大3年、安井嘉浩容疑者(21)を逮捕した。両容疑者はさらに「9月にラグビー部の遠征先の英国で大麻の種を買い、国内に持ち込んだ」とも供述。2人はこの種と3~4月ごろ国内で買った種の一部を合わせ、9月ごろからラグビー部が借り上げた横浜市内のマンションで大麻16本を栽培していたところを、11月8日に同法違反の現行犯で逮捕された。
ラグビー部員の「大麻集団吸引」発覚に、関東学院大は大きなショックを隠せなかった。11月8日に元部員の現行犯逮捕を受け、春口監督自ら部員1人1人から聞き取り調査を敢行。しかし、関与について名乗り出る者は1人もいなかったという。再発防止に向け、松井学長をリーダーに調査対策設置委員会を設置。ラグビー部内でも研修会を開催した直後の事実だった。
大学側は「12名について把握できていないし、全容が分からない。今は何も申し上げることができません。今後の事態の推移を見守り、対応したい」と頭を下げるばかりだった。また、自粛中の春口監督は広報室を通じて「事実であれば誠に遺憾です。捜査中のことなので分かりません」と短いコメントを出すにとどまった。
[2007年12月4日9時13分 紙面から]
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