スポーツ

石野が３年ぶりに優勝／Ｓスケート

＜スピードスケート：全日本選手権＞◇最終日◇１８日◇岩手県営スケート場

　女子総合は石野枝里子（２２＝富士急－白樺学園高）が、１７２・７７７点で３年ぶり２度目の優勝を果たした。最終種目の５０００メートルでリンク新をマーク。３種目まで首位を守っていた田畑真紀（３３＝ダイチ－駒大苫小牧高）を土壇場でひっくり返した。男子総合は平子裕基（開西病院）が１５９・５８９点で連覇を達成した。

　大逆転劇を演じた石野は、富士急の長田照正監督から「勝ったぞ」と伝えられるとリンク上で顔を手で覆った。前日の５００メートルで１０位に終わり「くじけずにやります」と話していた通りの積極的なレースで女王田畑を逆転した。「まさか勝てるとは。信じてやってきて良かった」。今季６シーズンぶりにＷ杯遠征メンバーからもれたが、これでＷ杯後半戦の代表をほぼ手中にした。

［2007年12月19日9時16分　紙面から］

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