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ホーム準硬式野球ホーム 04'関東大会

35年ぶりの、関東大学選手権優勝

関東大学選手権大会 決勝 VS関東学院大
4月10日(火) 法大多摩球場

関東学院大
法  大 × 13
 


 関東大学選手権大会もついに最終舞台・決勝戦。法大は初回、内野安打と死球など二死一、三塁のピンチを招くも、後続を抑える。二回表、中前安打で出塁した走者を失策で返してしまい、先制点を許す。しかしその裏、法大は6番・常永(経2)の適時打で追いつくと、さらに好機で笠井(経3)の2点適時二塁打で逆転、この回一巡の猛攻で一挙5点を入れ、すぐさま勝ち越しに成功する。三回には常永が左翼へ本塁打を放ち、さらにリードを広げる。中盤以降も相手投手を攻めたて、着実に加点していく。12安打うち長打5本で13点を入れる。投手陣は笠井ー桃井(社2)ー吉井(経2)の継投で、自責点0と相手打線を押さえ込む。そして九回、吉井投手が最後の打者を打ち取り、ガッツポーズ。選手がマウンド上に集まって、歓喜の輪ができた。35年ぶりの、関東大会制覇。同時に全日本大学選手権への出場権を獲得した。しかし優勝の余韻にひたってはいられない。すぐにリーグ戦が幕を開ける。昨季まで法大は、2季連続2位と不本意な成績に終わっている。他大学からのマークも相当厳しくなることが予想される。リーグ覇権奪回に向けて、法大の戦いは続いていく。

◆ 試合後のコメント ◆

今泉監督 ・・・ (今大会の勝因は)去年の四年生が抜けた穴をみんなで穴埋めしてくれた。バッターはずばぬけた選手がいないが、総合力で勝った。俺が俺がという選手がいなかった。投手陣は笠井、吉井がいたから勝てた。だが、トーナメントは二人で回すのはきつい(全日本もトーナメント)。今肘を壊している高橋(経3)が全日本出てこれれば、明るいだろう。(現在のチーム状況)とにかく人数が少ない。1年生からフルに使えるようにしなければならず、少ない部員の中で回していかなければならない。(今大会を振り返って)日大、中大、東海大など東都が強いのだが、それらが油断していたと思う。関東学院大も普段はこんなに点差がつく相手ではない。やはり盛り上がりの違いがこういう結果になったのだろう。主将の大本(経4)がうまくチームをまとめ盛り上げていた。殊勲は大本、本当によくやってくれた。副将の葛城(社4)もよくやってくれた。それから、吉井がすごく成長した。(今後の目標)全日本で優勝することが目標。リーグ戦ももちろんだが、関東大会、春秋のリーグ戦、全日本、関東王座と全部優勝するのが私の夢。今年こそ完全制覇したい。


大本主将 ・・・ (試合が終わって今の気持ち)ホッとしている。二月からの目標が達成できてよかった。(今大会の感想)長かった。控えを含めた選手個人個人が、自分のやるべき仕事を考えてプレーしてくれていた。(昨日の試合の疲れ)昨日は昨日。疲れを感じる余裕がなかった。勝つことだけ、試合に集中することだけを考えていた。(リーグ戦に向けて)他の大学レベルが上がってきていて、簡単には勝てない。去年春秋負けているので、この大会のトーナメントのように、常に挑戦者の気持ちを忘れず一戦一戦戦っていきたい。


常永選手 ・・・ (試合が終わって今の気持ち)二月からずっとこの日のために練習を頑張ってきたから、最高に嬉しい。(三回の本塁打)打った瞬間いくかわからなかったけど、入ってくれることを願っていた。(昨日の試合の疲れ)昨日は正直疲れた。けど、今日の試合は大事だし、疲れは見せなかった。(リーグ戦に向けて)リーグ戦も夏の全日本も全部勝って優勝する。



延長16回の激闘制し、決勝進出

関東大学選手権大会 準決勝 VS 国士舘大
4月9日(金) 海老名球場

10 11 12 13 14 15 16
法  大
国士舘大


 法大は二回、相手の失策で2点を先制する。先発投手の笠井(経3)は、三回まで走者を一人も出さない完璧な投球を見せる。四回、この試合初めて走者を出すと、内野安打で1点を返されてしまう。法大は六回、桃井(社2)が適時二塁打を放ち、再びリードを2点に広げる。八回二死一、三塁のピンチで、ここまで粘り強く投げてきた笠井投手から吉井(経2)にスイッチする。しかし、一塁走者に走られ二、三塁の場面で、2点適時打を打たれ、同点に追いつかれてしまう。同点のまま試合は延長戦に入り、ここからお互い一歩も譲らない展開が続く。だが、法大は十五回裏一死三塁のサヨナラのピンチを切り抜けると、十六回二死一、二塁の場面で、松浦(社4)が安打を放ち、ついに勝ち越しに成功する。その裏、途中から出場した加納(社2)捕手が相手の盗塁を阻止する活躍を見せるなど、三人で攻撃を終わらせ、3時間45分の激闘に終止符を打った。


投打がかみ合い、強豪撃破

関東大学選手権大会 準々決勝 VS 桜美林大
4月7日(水) 法大多摩球場

法  大
桜美林大
 


 法大は初回、1番・松浦(社4)が四球で出塁すると、2番・古幡(経4)が確実に犠打を決め、この好機に3番・葛城(社4)が右越え適時二塁打を打ち、先制点を挙げる。二回に追加点を入れると、三回は5番・長井(経4)が左越え本塁打を放つ。先発投手の吉井(経2)は、三回に三者連続三振を奪うなど、強力な相手打線を封じ込めていく。五回には二死二塁の場面で打席に入り、自らの適時二塁打でリードを広げる。六回にも4番・赤嶺(経3)の適時打が飛び出し、有利に試合を運んでいく。2点を返されたあとの七回、主将・大本(経4)の適時打で流れを相手に渡さず、さらにつなぐ意識が打者一巡の猛攻を生み、この回一挙4点を追加する。終盤相手の反撃に合うものの、吉井投手が粘り強く投げ、無四球の完投勝利。ベスト4進出を果たした。

◆ 試合後のコメント ◆

大本主将 ・・・ (今日の試合に向けて)全力でぶつかっていこう、全員で元気出して、全てを出し切ろうということを試合前話し合った。(今日の試合の勝因は)ピッチャーの吉井が、序盤、中盤、きっちり抑えてくれて、打線がつながったことが勝因。全員でつなぐことがテーマだったので、それが試合の結果に結びついた。(バントも確実に決め)決めるところで、選手一人一人が役割を果たしてくれた。これを続けていれば、勝ち続けられる。(自身も、点を取られたあとの七回表にタイムリー)たまたま。打線では迷惑かけたので、一本いいところで出てホッとしている。(桜美林打線の印象と今日の吉井投手の調子)桜美林の打線はNo.1だと思う。インコースと外のスライダーの組み立て。後ろに3年のエース・笠井(経3)がいるので、序盤から飛ばしていった。疲れが見えてから捕らえられてしまったが、序盤、中盤は1番よかった。(今後に向けて)ここまで来たら、連戦続きで疲れているが、優勝という目標に向け、一戦一戦全力で戦っていく。


吉井投手 ・・・ (今日心がけたこと)相手がバッティングのいいチームなので、コントロールよく、無駄なランナーを出さないことを心がけた。(今日の出来)内容も大事だけど、今日は結果にこだわっていたので勝ててよかった。(桜美林の打線の印象)スイングが速くて、甘い球を見逃さないチーム。(攻撃陣の援護・自身も五回にタイムリー)楽になれた。(去年1年間やってみて)最初は慣れなくて結果が出なかったが、後半ぐらいから慣れてコツをつかんだ。(自分の持ち味)フォアボールを出さないこと。コントロールよく、うまくかわした投球をしていくこと。(個人的な目標)公式戦は結果が大事。打たれても点をやらないよう、結果にこだわっていきたい。



接戦を制し、準々決勝進出

関東大学選手権大会 3回戦 VS 宇都宮大
4月6日(火) 法大多摩球場

宇都宮大
法  大 ×
 


 法大は初回、宇都宮大に今大会初めて先制されてしまう。しかし法大もその裏、2番・古幡(経4)がセーフティーバントで出塁、盗塁を決め好機を作ると、4番・赤嶺(経3)が右中間を破る適時二塁打を放ち、すぐさま追いつく。二回、得点圏に走者を置き常永(経2)がライト前ヒットを放ち、相手のミスも重なり、勝ち越しに成功する。四回、法大はこの回だけで3つの盗塁を決めるなど、機動力で相手バッテリーを揺さぶり、好機に勝負強い赤嶺の適時三塁打が飛び出し、リードを4点に広げる。しかし、先発投手の笠井(経3)に本来の投球が見られない。制球に苦しみ、ストライクを取りに来た球をうまく合わされてしまう。五回まで何とか抑えていたものの、六回のピンチに二者連続で適時打を打たれ、1点差まで詰め寄られてしまう。重苦しい雰囲気ではあったが、終盤は好守備が光り、笠井投手も立ち直り、結局5対4と接戦を制し、準々決勝へ駒を進めた。


圧勝するも、今後に課題

関東大学選手権大会 2回戦 VS 亜 大
4月5日(月) 法大多摩球場

亜 大
法  大 × 12
 


 法大は二回、一死一、二塁の好機を作り、犠打が相手の悪送球を誘い、1点を先制する。なおも好機で、1番・松浦(社4)がセンターへ適時打を放ち、敵失も絡み2点を追加する。三回以降も、相手投手の制球難と野手の失策につけいり、毎回得点を重ねていく。投手陣は、吉井(経2)、村本(営4)とつなぎ、亜大打線を1点に抑え、緒戦同様コールドゲームと圧勝した。しかしこの試合、法大も走塁ミスが多く、今後に課題も見つかった。


力の差を見せつけ、難なく緒戦突破

関東大学選手権大会 1回戦 VS 青学大U部
4月1日(木) 法大多摩球場

青学大U部
法  大 10 1× 15
 


 関東大学選手権大会がついに開幕ー。法大は、昭和44年以来この大会での優勝から遠ざかっている。35年ぶりの頂点へ、法大の熱き戦いが始まった。 法大は初回、敵失と四球で出塁し、犠打で好機を広げると、4番・赤嶺(経3)が三塁打を放ち2点を先制する。その後も着々と得点を重ね、四回には打者14人を送りこみ、この回だけで一挙10点の大量得点を挙げる。先発投手の笠井(経3)も、二回以外は三人で攻撃を終わらせるなど、テンポのいい投球で全く相手を寄せつけず、六回を被安打3、5奪三振の完封勝利。試合はコールドゲームと圧勝し、難なく緒戦を突破した。

◆ 試合後のコメント ◆

大本主将 ・・・ (現在のチーム状態は)合宿を先月の29日まで10日間、バッティング中心に行った結果、打線はつながりが出て調子がいい。(今年のチームの特徴は)試合中や練習における雰囲気作りがテーマ。個性の強い選手が多い中で、チーム一体となってプレーすることを心懸けている。(去年と比べて)礼儀、練習中の態度、時間の徹底など、野球以外のことでもしっかりしていく。(今大会の抱負は)何としても関東大会で優勝して、全日本出場権を勝ち取りたい。(主将として)自分はプレーで示すタイプではない。試合中に声を出したり、盛り上げたり、チーム内でまとめ役とは言わないが、チームが楽しく野球できる環境作りをしていきたい。



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