<全国高校野球選手権:延岡学園2-0花巻東>◇21日◇準決勝

 大会本部は花巻東(岩手)千葉翔太外野手(3年)の打法について文書で説明した。

 19日の準々決勝後のクールダウン中、花巻東側に「高校野球特別規則の『17』についてご存じですか」と確認したという。部長、監督とも「知りません」という答えだったので、同規則「17・バントの定義」について説明した。

 2回戦の彦根東、3回戦の済美との試合では問題となる事例はなかったが、準々決勝(鳴門戦)では、紛らわしく見える打ち方があったため、審判部として念のため特別規則について周知したという。

 ◆「バントの定義」

 バントとは、バットをスイングしないで、内野をゆるく転がるように意識的にミートした打球である。自分の好む投球を待つために、打者が意識的にファウルするような、いわゆるカット打法は、そのときの打者の動作(バットをスイングしたか否か)により、審判員がバントと判断する場合もある。