<高校野球広島大会:広陵2-1広島新庄>◇27日◇決勝◇しまなみ

 広陵が4年ぶり21度目の優勝を飾った。

 初回の相手の守備に乱れを突き、逆転に成功すると、1点差を守り抜いた。エース吉川雄大(3年)は粘りの投球で9回を7安打1失点。「低めだけを意識した。目標は日本一。勝てるように、また練習する」。全国有数の強豪も夏の大会は過去3年で1度も準決勝に進めず、苦戦が続いていた。

 中井哲之監督(52)は「4年もたつんですね。(新庄に)秋に負けたが、冬にすごく厳しい練習をやって、春に勝てた。技量は負けていないと自信を持っていた。すごく意識の高い選手たちだ」とナインの奮闘を称賛した。