ヤンキース田中将大投手(27)がレイズ戦に登板し、自身6連勝で、メジャー自己最多タイの13勝目を挙げた。

 立ち上がりは相手に粘られ1回だけで22球を費やしたが、尻上がりに調子を上げた。レイズのエース右腕アーチャーとの投げ合いで両チームとも0点が続く中、6回には先頭の1番フォーサイスに中越え二塁打を許し、次打者の犠打で1死三塁と、この日最大のピンチに陥った。だが3番ロンゴリアを2球目で右直、4番ミラーを一ゴロに打ち取って先制を許さず。その裏に味方が2本の本塁打で3得点。8回1死からソロ本塁打を許し、死球を与えたところで降板。7回1/3を5安打、1死球、1失点で、昨年9月8日以来、今季最多の10奪三振をマークした。2桁奪三振はメジャーでは7度目。

 これで8月7日のインディアンス戦から勝敗のつかなかった1試合をはさみ自身6連勝。チームは7連勝で今季最多の貯金11。この日はア・リーグ東地区首位のレッドソックスが負けたため、首位とも3ゲーム差に縮まった。

 田中は「チームがやっぱりいい状態で連勝が続いていたので、自分も続いていくんだっていう気持ちもありましたし、相手ピッチャーもアーチャーだったのでロースコアの展開になるだろうなと予想ついたんで。序盤はね、すごい球数がかかってしまって結構こう、エネルギー使う部分はあったんですけど、まあまあ少ない球数で途中からアウトも取り始めて、流れにも乗っていけて、結果的に長いイニングを投げることができたんでよかったと思います」と振り返り、29試合目の登板で最多の13勝に並んだことには「(29試合のうち)チームが22勝しているからいいです。それが一番です」と話した。