エンゼルスからフリーエージェント(FA)になった松井秀喜外野手(36)が11日、ニューヨークでドジャース前監督のジョー・トーリ氏の慈善基金パーティーに出席し、FAになった気持ちを「特別にはない。まだ時間はかかるだろうし、いまはのんびりしている」と語った。

 松井はヤンキースからFAとなった昨オフ、外野の守備機会を求めてエンゼルスに入団したが、今回のチーム選びの条件については「正直、まだ何も考えていない」。今後のトレーニング計画や帰国日も未定とした。

 昨年、松井のワールドシリーズMVPの活躍で頂点に立ったヤンキースのキャッシュマン・ゼネラルマネジャーもパーティーに出席。松井のヤンキース復帰の可能性を問われると、来季は捕手のポサダを指名打者(DH)で起用する方針を強調し「ほかにDHは必要ない」と話した。