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ドジャース黒田WBC辞退調整間に合わず

真剣な表情でWBCについて語る原監督(撮影・水谷安孝)
真剣な表情でWBCについて語る原監督(撮影・水谷安孝)

 【ホノルル(米ハワイ州)19日(日本時間20日)=竹内智信】来年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表1次候補に挙げられていたドジャース黒田博樹投手(33)が、調整上の理由で出場を辞退した。日本代表を指揮する巨人原辰徳監督(50)へ申し入れ、了承された。黒田はメジャー1年目の今季一時右肩痛で故障者リスト入り。WBC出場へ意欲を示し調整を続けたが、状態は上向かなかった。ライバルの米国やドミニカ共和国のメジャー打者を把握している投手だけに痛い辞退となった。

 黒田から電話で辞退の意向を伝えられた原監督は静かに説明した。「何度も話をしてきたんですが…。結論で言いますと、今まではWBCのためにメニューを組んで調整していたんだけど、ちょっと状況がタイトになった。4月のドジャースの開幕に合わせ、メニューをつくり直したいということだった」と表情を曇らせた。

 故障が原因かという問いには、「それは私が答えることではないでしょう」と濁した。黒田は6月に右肩を痛め、故障者リスト入りした経緯がある。WBC出場へ調整を続けたが、状態が上向かなかった。来季万全な状態でシーズンを戦うためにも、慎重な調整が必要なのも事実。原監督も尊重するしかなかった。

 黒田はメジャー1年目で9勝10敗、防御率3・73の成績を残した。ライバルの米国やドミニカ共和国の主力打者の力を把握している貴重な右腕。期待を寄せていた原監督は黒田に「いいシーズンになることを祈っている。残念だけど、WBCはお前さんなしで戦ってみせる。何かあったらアドバイスを頼む」と話し、黒田も「分かりました」と答えたという。

 ここまで広島で直接会談するなど、出場を含め話し合いを続けてきた。残念な結果にも、原監督は「サムライジャパンのことを真摯(しんし)に考えてくれていた。結論はこうなってしまったが、満足しています」と最悪の場合の覚悟はできていた。

 名球会行事参加で同じくハワイ滞在中の山田投手コーチと緊急会談し、投手の起用法などについて意見交換。「山田さんは専門家だから」と今後の対応策も含め信頼を寄せた。黒田の辞退で15人となった投手陣。バックアップメンバーから追加招集するかなどは、来年1月のスタッフ会議で協議する。

 [2008年12月21日8時31分 紙面から]


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