今オフにFAになるヤンキース黒田博樹投手(37)の獲得を、昨季まで所属したドジャースが検討していることが分かった。30日、ド軍公式ホームページが「最高のFAターゲットとして、球団内で黒田の名が浮上するだろう」と報じた。先発陣の補強に動いているド軍は、新オーナーを迎えて大型補強に積極的。身売り騒動のあった昨オフは、残留を視野に入れた黒田の意向に沿えなかったが、復帰を働き掛ける可能性が高くなった。

 ド軍は今季、世界一に輝いた宿敵ジャイアンツに8ゲーム離されて西地区2位。ワイルドカードも2勝足りず次点に泣いた。ラミレス、ゴンザレス、クロフォードら野手は来季開幕からオールスター級の布陣。先発投手はカーショー、ベケットを擁するとはいえ、左腕リリーが靱帯(じんたい)再建術で復帰のめどが立たないなど、楽観できない状況。ド軍公式ホームページは「コレッティGMが最優先するのは先発投手の獲得」と伝え、「今のドジャースは資金的に余裕があり、1年契約で構わなければ(金銭的に)黒田を満足させるものになる」と、争奪戦への参戦を示唆した。

 グリンキー(エンゼルス)らFAの注目投手は多いが、「複数年希望が多い」とし、将来的な日本復帰を見据えて単年を基本線とする黒田は魅力的という。ヤンキース残留が本命視されるとはいえ、古巣からラブコールがあれば心は揺れるかもしれない。