<ロイヤルズ7-1レッドソックス>◇13日(日本時間14日)◇カウフマンスタジアム

 ロイヤルズ青木宣親外野手(32)が2安打で勝利に貢献した。レッドソックス戦に今季初の2番で出場。1回無死二塁から「最低でも進塁打」と外角速球を三遊間に大きく弾ませ、先制の左前適時打とした。慣れない指名打者に適応し、ヨースト監督の「バットが振れているので打力を生かしたい」との狙いに応えた。

 出塁後は大きなリードで捕手のけん制悪送球を誘って生還し、流れを引き寄せた。打線が4回、8回に追加点を挙げると、先発ガスリーは打者17人を連続凡退とする8回1失点の快投。チーム一丸で連敗を止め「今まで雰囲気が重かったけど、初めに結果が出て良かった」と充実の表情だ。

 試合後のクラブハウスでは、多くの選手が地区首位を争うタイガース戦を食い入るようにテレビ観戦。青木は「(自分たちが)もっとガツガツ目の色を変えて(試合を)やっていいと思う。もっとチームがそういう感じになるといい」と気合を入れた。(カンザスシティー=佐藤直子通信員)