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黒田移籍先はドジャースかマリナーズ

代理人のヒラード氏と話し合いを終え会見を行った黒田(撮影・加藤哉)
代理人のヒラード氏と話し合いを終え会見を行った黒田(撮影・加藤哉)

 広島からFA(フリーエージェント)宣言し、大リーグ移籍が濃厚になっている黒田博樹投手(32)が移籍先候補をマリナーズ、ドジャースに絞っていることが28日、明らかになった。この日、広島市内のホテルで代理人ジョー・アーボン氏、スティーブ・ヒラード氏らと会談。複数球団からのオファーを検討したが方向性は明言しなかった。マ軍は3年総額2700万ドル(約30億円)を提示したダイヤモンドバックスを上回っているとみられるが、ド軍も斎藤隆投手らが接触するなど躍起。両球団のどちらかに移籍する可能性が確実となった。

 黒田の選択肢が二者択一に絞られた。この日、契約する米大手エージェント会社オクタゴンのアーボン、ヒラード両氏と2時間の会談。役割分担をして米球団の窓口となってきたコンビからオファーの報告を受けた。「今はホッとしたのが一番です。これから残留するか、メジャーに行くかしっかり考えたい。現時点ではどの球団に行きたいというのはないので、横一線と言えますね」と方向性については言及しなかった。

 球団名やオファーの数、契約条件などは黒田本人、代理人から明かされることはなかった。だが10球団以上がオファーを出したとされ、ヒラード氏も「多くの球団が非常に強い興味を持っているということ。このオフに最も高い評価を受けている選手の1人。一言で言うとタフで、ストライク先行の投球ができる。すべてにおいてメジャーの各球団が欲しがる先発だ」と説明した。

 その中で最も熱心なのがマリナーズとドジャースだ。マ軍は今オフの一番の補強ポイントに先発投手を挙げ、日本屈指の右腕はのどから手が出るほどほしい人材。すでに日本を訪れたバベシGM、マクラーレン監督から直接ラブコールを受けている。また年平均900万ドル(約9億9000万円)の提示をしているダ軍以上を提示しているとみられる上、イチロー、城島と日本人が主力を占める。特に捕手が日本人であることのメリットは計り知れない。

 前ヤンキースのトーリ監督率いるド軍も有力候補だ。20日に斎藤はじめ球団関係者と国内で接触。黒田は日本人メジャー選手に相談していることを明かしており、同じ投手で米国で成功しただけに影響力も強く、ヒラード氏は斎藤の代理人でもある。そのほか、この日ラブコールを送ったヒルマン新監督率いるロイヤルズなど、複数球団が興味を示すが、両球団を軸に最終結論を下すことになる。「今、言えることは何もありません。近いうちにしっかりとした結論を出したい」。残留の可能性も否定していないが、広島から初の日本人メジャーリーガー誕生の瞬間が近づいてきた。

[2007年11月29日9時19分 紙面から]

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