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松井「選手だからトレード仕方ない」

コマツが製造した地雷除去機を無線操作する松井(撮影・山岸満)
コマツが製造した地雷除去機を無線操作する松井(撮影・山岸満)

 SFジャイアンツへの移籍話が浮上しているヤンキース松井秀喜外野手(32)が12日、発覚後初めて公の場で複雑な胸の内を明かした。「選手である以上(トレードは)付き物ですから仕方ないけど、基本的にはまだ何も連絡がないので、何とも言いようがない」。自らの去就騒動は報道でしか分からない。冷静に受け止めつつも「とにかくリハビリをして、どういう状況でも対応できるように準備だけはしっかりしていきたい」と「有事」を覚悟するかのように言った。

 この日は、イメージキャラクター契約を結ぶコマツの大阪工場を訪問し、同工場設立「55」周年のイベントに参加した。地雷除去機を遠隔操作するなどイベント中は無邪気な笑みを浮かべたが、トレード話には表情を曇らせた。

 5日(日本時間6日)にジャイアンツからの移籍打診が発覚。ヤ軍は不作のFA市場に見切りをつけ、大型トレードによる戦力補強を画策している。松井は来季構想で左翼を追われた立場が続く以上、放出話が沈静化するムードにはなりにくい。

 一方で松井は他29球団すべてへのトレード拒否権を持つ。本人の同意なく移籍は不可能だが、昨年は代理人が同じメッツ松井稼(現アストロズ)が同拒否権を破棄してロッキーズ移籍を受け入れたように、最終的には「説得」に折れるケースの方が多い。松井も「何も考えていない。そういう話があったときに、初めて考えると思います」と状況次第では応じる可能性を示唆した。

 コマツ坂根正弘会長(66)は「どこへ行ってもコマツは応援します」と永久サポートを明らかにした。背番号と同じ大阪工場の55周年を祝い、松井は自らショベルカーのハンドルを握って記念植樹。「僕のひざもあの重機のように、力強く動いて欲しい」と騒動に惑わされず、まずはリハビリに専念する。【中島正好】

[2007年12月13日9時18分 紙面から]

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