<阪神5-4中日>◇21日◇京セラドーム大阪

 阪神和田豊監督(51)が孝行息子に頭を悩ませた。

 ローテーションの谷間に、救援で奮闘する2年目金田をプロ初先発させた。

 初回にルナに先制2ランを浴びたものの、5回を4安打2失点。貯金を今季初の「10」にする勝ち投手となった。

 「初回に2ラン食らったけど、そのあとは非常にテンポよく、金田らしい投球ができた。まずは3回、そこからもう1回もう1回という感じで。4回あたりから球が浮き始めたので、あそこが今日は精いっぱい」と77球で交代。6回以降は5人の投手をつないで逃げ切った。

 「先発5番手」の声に「今日は先発でいい仕事をしてくれたけど、中継ぎとしても重要なポジションを担っているので。うれしい悩みというか、考えないと」と喜んでいた。