<広島2-4阪神>◇1日◇マツダスタジアム

 阪神の呉昇桓(オ・スンファン)投手(32)が、パーフェクトリリーフで2位への望みをつないだ。

 シーズン最終戦は2位を争う広島が相手で、負ければ3位決定だった。2点リードの8回、4番手の福原が1死一、二塁のピンチを迎えると登板。絶対的守護神は4回に本塁打の5番ロサリオを三ゴロ、続く堂林を空振り三振に仕留めた。

 9回は下位打線を3人斬りで、来日1年目からセーブ王となる39セーブ目でフィニッシュ。5連投の疲れも見せない2イニングに「5連投はチームが勝つ状況なら、あると思っていた。今年は39セーブ挙げたけど、失敗が6回あって悔しかった。来年は失敗の数を減らすように頑張ります」と頼もしかった。