阪神で救援陣の屋台骨を支えた久保田智之投手(33)が今季限りで現役を引退することが2日、関係者の話で分かった。

 2月に手術を受けた右肘の影響で今季は1軍登板を果たせず、本人から引退の意向が球団に伝えられた。近日中に発表される見通し。

 2005年にウィリアムス、藤川(現カブス)と「JFK」と称されたリレーで27セーブを挙げ、リーグ優勝に貢献した。07年にはプロ野球記録のシーズン最多90試合登板をマークした。

 埼玉・滑川高-常磐大から03年に阪神に入団。06年にはWBC代表に選ばれた。通算成績は444試合で41勝34敗47セーブ、149ホールドポイントで防御率は3・16だった。