<パCSファーストステージ:オリックス1-2日本ハム>◇第3戦◇14日◇京セラドーム大阪

 今季限りで現役引退する日本ハム稲葉篤紀内野手(42)が代打で貴重な同点打を放った。

 1点を追う6回1死一、三塁の好機に登場。しぶとく一、二塁間を破り、右前適時打を放った。「前の打者のコンちゃん(近藤)もどん詰まっても安打になった。そういう気持ちを見せてもらった。みんなの気持ちが入った一打になったということ」と振り返った。試合も延長10回に中田のソロ本塁打で逆転勝ち。明日15日からのCSファイナルステージへ駒を進めた。負ければ即引退だったが、後輩の一振りで延期となり「全員が、いい経験をしている」と笑顔だった。