<ロッテ3-2西武>◇9日◇QVCマリン

 ロッテ福浦和也内野手(38)が延長11回にサヨナラ打だ。1死一、二塁、前進守備の中堅を越える二塁打でチームの連敗を3で止め、負ければ最下位のピンチを救った。「最下位はダメ。応援してくれるファンのためにも。9月9日だから打たせてくれたかな?」と背番9のベテランは笑顔をみせた。伊東監督は「福浦も、ゴリ(9回同点本塁打の今江)もよく打ってくれた。涌井も素晴らしい投球。西野は打たれたけど全員で勝った」と粘りをたたえた。

 ▼福浦が通算12本目のサヨナラ打(安打以外に犠飛、四死球、ゴロを含む)。パ・リーグの通算サヨナラ打では(1)野村克也20本(2)広瀬叔功15本(3)清原和博13本に次ぎ、中田昌宏、藤井康雄、田中幸雄、中村紀洋、松中信彦、松井稼頭央に並ぶ4位。自己の持つ球団最多記録を更新した。