<SMBC日本シリーズ2014:阪神1-2ソフトバンク>◇第2戦◇26日◇甲子園

 ソフトバンクが誇る剛腕リリーバー2人が、1点差を守りきった。五十嵐亮太投手(35)は8回、武田からバトンを託された。2死から安打と四球で一、二塁とされたが、上本を150キロ直球で詰まらせ中飛に打ち取った。公式戦は球団新記録となる45ホールドポイントを挙げたベテラン。ピンチを断つと気合のガッツポーズとともに若々しくほえた。

 「プレッシャーは感じなかった。でも力んでしまって、イメージと違ういらだちがあった。結果ゼロに抑えてチームが勝てて良かった」。日本シリーズ登板はヤクルト時代の01年以来。ただ今季の球宴第2戦で1イニングを投げた経験が生きた。虎ファンの大声援にも平常心は持続した。

 そして9回は守護神デニス・サファテ投手(33)が締めた。日本シリーズは初出場。先頭鳥谷に左前打もゴメス、マートンと封じ、最後は福留を空振り三振。「今年は1点差で何度も投げてきていたからね。1つのミステークも許されない中で抑えられて良かった。あの歓声は広島の時から経験しているが、自分のアドレナリンに変わるんだ」とニヤリとした。

 193センチ、102キロの巨体ながら、無駄はほとんどない。鳥井田コンディショニングコーチは「体脂肪は開幕後に落ちた3%のまま。チームで一番少ないかも」と証言。そんなスーパーボディーの持ち主は「次の3試合はホームのアドバンテージがあるからね」と再び笑った。3連投で一気に地元胴上げを狙っている。【大池和幸】