<SMBC日本シリーズ2014:ソフトバンク1-0阪神>◇第5戦◇30日◇ヤフオクドーム

 MVP級と言えるソフトバンクリリーフ陣の奮闘だった。

 摂津正投手(32)の後を受け、7回にルーキー森唯斗投手(22)が1安打無失点で、バトンを次に渡した。8回は五十嵐亮太投手(35)だ。藤井、大和、マートンをすべてゴロで打ち取り、攻撃にリズムを運んだ。第2戦からシリーズタイ4戦連続登板で1点も許さず、優秀選手賞も獲得。「俺に勝ちがついたのか~。信じられない。優勝というのが信じられない」。最後はデニス・サファテ投手(33)が制球に苦しみながらも、胴上げ投手の栄誉をつかんだ。今季の合計130ホールドは球団新。五十嵐が44、森が20を数えた。今季加入のサファテが37セーブ。打線に劣らず、救援陣も輝きを放った。