<フィッシング・ルポ>
南房・太海(千葉)の沖磯で人気ターゲットのメジナが元気だ!
1月からコマセ釣りが解禁になり、ヒットが連発している。中には、40センチ超の大型も顔をみせるなど内容もいい。同地区のコマセ釣りは3月いっぱいまでの短期間限定。先ごろアタックした日刊釣りペン・クラブの磯釣りマン、鵜沢政則さん(60)がルポする。
磯釣りは冬場、風に悩まされてサオを出せない日が多いが、太海は多少の西風や北東風でも逃げ場になる沖磯を抱えており、この時季には心強い。実釣日は北風が強かった。そこで選択した釣り場は、沖側に北風が避けられるポイントを持つ沖磯「タコ坊主」だ。
ただ、今冬は西系の風とウネリが続いて潮温が急激に下がり、加えて、コマセ釣りが解禁して日が浅く、まだコマセが効いてないせいか、餌取りのフグがやたら邪魔して釣りづらい。そんな中で、同じタコ坊主でも船着き場周辺でサオを出していた人が30センチ前後のメジナを連発していた。ちょっと離れた場所で釣況が違ってくるのも今の特徴だろう。こういった展開では、我慢の釣りで<粘る>ことが肝要。実際に同ポイントは、今月14日に42・5センチが出ている。
しかし、餌取りの猛攻にたまらず、次に「旅ノ台」へ移動した。釣友の飯村健治さん(49=日刊釣りペン・クラブ)が同行。ここもコマセをまくと、海面下にフグが見えた。だが、ほとんどハリ掛かりせず、おかげで!?
ヒットするのはメジナオンリー。サイズは25~30センチクラスが多く時折、ひと回りデカいものも躍り上がった。
意外だったのは、小メジナの活性が高く、飛び付くタナ(魚の泳層)が浅かったこと。仕掛けはあまり入り込まないよう、やや張り気味にして流すとサオ先にコツンッ…ここで送り込んで、ひと呼吸置いて合わせるとハリに乗ってくる。浅い時は(上から)1メートル、平均して2~3ヒロ(約3~4・5メートル)でヒットした。潮温を測ると15度台あり、急に上がった影響だろう。潮温の変化で展開が変わるが、逆に下がった時なら1ヒロ(約1・5メートル)ぐらい深くするのが、房総の磯釣りのセオリー。最終的に飯村さんと合わせ取り込んだのは計30匹余り。サイズは33センチまでだったが、「タコ裏」で43・5センチがゲットされている。
コマセの投入が重なるほどフグは激減し、代わってメジナが主体となって40センチ超のヒット率も高まる。これからは良型のアジやサヨリも回ってくる“面白くておいしい”釣り場なのだ。今後に注目したい。
▼渡船
日刊スポーツ新聞社指定「新海荘」【電話】04・7092・1535。午前6時30分集合で、渡船は同6時40分が目安。メジナの他サヨリやアジ、カワハギなども狙える。料金は渡船する場所によって異なるため、詳細は要確認。第3土曜日定休。HP<http://www.bizmac.co.jp/sinkai1.htm>
▼交通
電車はJR外房線・鴨川駅からタクシー利用か、同内房線・太海駅から徒歩。車利用の場合は、館山自動車道・姉ケ崎袖ケ浦インターから鴨川有料道路を経由して、国道128号を走り太海へ。詳細は要確認。

