<ニッカン・つりラボ>
東京湾のメバル釣りが1日に解禁した。魚族資源の保護を目的に産卵期(12~1月ごろ)を避けたもので、ファンにも親しまれている「クロメバル」がメーン。横浜市・鶴見の「新明(しんみょう)丸」では、このメバルが主体の<根魚五目>で狙っている。まだ始まったばかりで釣果にバラつきが目立つが、釣り方は<ゆっくりリズム>がコツだ。
メバル釣りの解禁日設定は、遊漁船業者の申し合わせによるもので、エリアは川崎から横浜・金沢八景の範囲。「新明丸」で狙う根魚五目は、根に付いている魚がターゲットでメバルをはじめ、カサゴやアイナメなど多種多彩だ。
その中でメバルは「ナギを釣れ」ともいわれるように、海は穏やかな方が食いもいい。しかし出漁した日もナギだったが、水深20~30メートルラインの深場を攻めてもなかなか姿を見せない。高橋英夫船長(42)によれば、潮が澄みすぎて条件的に不利らしい。メバルは文字通り目のいい魚で、おまけにこの時季は潮温が低いため、より警戒心が強く根に隠れている可能性もある。それこそ、目の前に餌がこなければ食い付いてこないという。
付け餌は生きたモエビ。オモリが底着後、ゆっくりと上下させながら誘う。ゴツゴツ…のアタリからグングンッ…と重みのある引きでカサゴがぶら下がった。15~20センチ前後の小ぶりが多かったが時折、25センチを超す良型も飛び付き、軟らかいサオを使っているので引き味が小気味いい。
カサゴが連発の中、左舷トモ(船尾)で菊池正樹さん(64=川崎市)のサオにブルブル…のアタリの後、ギュンギュンッ!
激しく絞り込みながら25センチ余りのクロメバルが躍った。「餌をゆっくり上げ、ゆっくり落とし込んだ時にきた」そう。
相変わらず潮は澄んだままだが、下げ潮が効きだすと、途端に食い気が立ってきた。左舷ミヨシ(船首)にいた遠藤一さん(50=横浜市)は、何と28・5センチの大型クロメバルをゲット。続けて、菊池さんが30センチ余りのイシモチを釣り、それぞれ違う釣り味が楽しめるのも五目釣りならではの面白さ。最終的にサオ頭は菊池さんで計13匹を収めた。
今のところ、メバルは条件に恵まれず、いまイチだが、「新明丸」では根魚五目で40匹台もみている。高橋船長は「メバルは潮が濁れば浅場でも釣れだし、釣果ももっとアップするはず」と予想する。これからだ。【長瀬川忠信】
▼船
日刊スポーツ新聞社指定「新明丸」【電話】045・501・2081。メバルは根魚五目で狙い、乗合は午前7時30分出船で餌付き8500円。3月から夜釣りも予定。他にスミイカ船も出漁中。毎週木曜日定休。HP<http://www.shinmyoumaru.com/>
▼交通
電車はJR・鶴見駅か、京浜急行線・京急鶴見駅から潮見橋手前「新明丸」まで徒歩約2分。車利用の場合は詳細要確認。

