流行語「こじらせ女子」を生んだ、作家の雨宮まみさんが15日、亡くなった。40歳だった。雨宮さんのコラムをサイトで連載していた、大和書房が17日、公式サイトで発表した。同サイトによると、雨宮さんは15日朝、自宅で心肺停止の状態で床に倒れているところを警察に発見されたといい、事故のために亡くなったとしている。

 雨宮さんは11年の著書「女子をこじらせて」を出版。恋愛や仕事がうまくいかない女子を指す言葉「こじらせ女子」を生んだことで知られ、「こじらせ女子」は14年11月に、年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補50語にノミネートされるなど流行語となった。

 雨宮さんの死去が明らかになったこの日、奇しくも16年の30語が発表された。葬儀は親族のみで営まれ、一般のお別れの会は予定されていないという。