<フィッシング・ルポ>
「第30回国際カジキ釣り(JIBTトローリング)大会」が、南伊豆・下田港(静岡)をベースにして、20日から22日にかけて開催された。今年は、天候と潮況に恵まれ、初日は大会史上最多の41匹がキャッチされる好調展開の中、最終日に推定100キロ前後のクロカジキ2匹をヒットさせたチーム「ソルティー」(秋広重幸キャプテン)が逆転優勝を果たした。日刊釣りペン・クラブの加藤雄二さん(53)がルポする。
この大会は、国内最大規模のトローリング大会で、今年は111チーム、計574人が参加した。カジキは黒潮に乗ってくるため、その黒潮の流れによって釣果も大きく左右される。今夏は、伊豆諸島・三宅島付近まで入り、そこから南下する格好になって、黒潮分流の高潮温域が下田沖まで入っていた。
これが幸い!?
大会初日は、カジキはさらに岸に近づき、下田沖にある神子元島(みこもとじま)南東海域、<アオネ><イローアワセ>と呼ばれるエリアでヒットが連発。午前8時25分にチーム「ボイジャー」が、推定110キロのクロカジキを<タグ&リリース>してファーストマーリン賞をゲット。<タグ&リリース>は高得点が稼げる。
その後も立て続けにヒットコールが入り、何とこの日だけでストライクは80回以上。初日は、クロカジキ80~160キロ36匹にマカジキ30~70キロ5匹、合計で大会史上最多となる41匹を記録した。
2日目は、北東の微風でベタナギ。前日同様、<アオネ><イローアワセ>など近場のポイントに船が集結し、午前8時の時間帯だけで10匹のストライクがある好調ぶり。42ストライク中18匹が上がった。そんな中で、チーム「ブルーウオーター」が3匹のカジキを<タグ&リリース>してトップに立った。
そして、最終日。やはり<アオネ>から<ウドマ>にかけて船が集まり、計18匹のカジキが上がった。まさに過去にないアツい展開!
その大熱戦を制したのが、初日に50ポンドラインで2匹のカジキを仕留めていたチーム「ソルティー」だ。この日、50ポンドラインで2匹のカジキを追釣し見事、逆転優勝を決めたのだった。
◆国際カジキ釣り(JIBTトローリング)大会
JIBT(ジャパン・インターナショナル・ビルフィッシュトーナメント)は、米国ハワイ州ハワイ島コナで開催される世界最大「ハワイアン・インターナショナル・ビルフィッシュトーナメント(HIBT)」をモデルに、ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)が主催&運営している。今大会の成績は次の通り。
▽団体総合
(1)チームソルティー=787・5ポイント(2)ピンクドラゴン=630ポイント(3)ブルーウオーター=612・5ポイント
▽個人総合
(1)杵渕貴寧(TEAM海援隊)=456・3ポイント(2)広瀬文乃(ブルーウオーター)=450ポイント(3)露木俊也(ホワイトロータス)=450ポイント
▽西川龍三賞(最大魚)
(1)岩間一実(ナチュラルスピリッツ)クロカジキ163・3キロ
※問い合わせJGFA(電話)03・5423・6022。

