<フィッシング・ルポ>
シイラがアツい!
<黒潮の使者>ともいわれ、群れが今、千葉・内房沖など沿岸海域を回遊している。7月27日に行われた「第7回TEPPATSU
DOLPHIN
FESTIBAL」(でっぱつドルフィンフェスティバル実行委員会主催)でも同・富浦沖を中心に、SW(ソルトウオーター=海のルアーフィッシング)で100センチ超が躍った!
今後も激しいバトルが楽しめそうだ。
「第7回でっぱつ―」では、日刊スポーツ新聞社指定・共栄会の若手グループ「新風の会」も協力参加した。内房・保田「村井丸」と同・勝山「宝生(ほうせい)丸」各2隻、同・富浦「第三共栄丸」、それに同じ富浦から「ゆたか丸」が加わり計6隻。これに参加者79人が分乗して、強い日差しが照り付ける中、シイラを求めて走り回った。
延々とナギの海が続き、潮温はどこも26度以上で、黒潮の分流が流れ込んでいることを示す。大会は、ルアーはプラグ(バーブレスフック)のキャスティングで競う。ヒット率が高かったのは潮目だ。違う潮がぶつかって、できる潮目に浮く流木や藻などの下にシイラ群が泳ぐ。
特にこの時季のシイラは活性が高く、ヒットすれば<ジャンプとラン>の連続で、まさにバトル。だが、それでも当たり外れは激しい。中には城ケ島沖まで走った船も―。そんな中で午前11時すぎ、富浦沖の潮目を狙った「宝生丸」の2号船で、ドラマが起きた。
ローテーションで右舷ミヨシ(船首)に移ったばかりの植草繁さん(48=千葉市)が、ポンピングしながら海面上を引いてきたルアーのポッパーに突然、下からガバッ!
続いてギャーッ!
と鋭い悲鳴とともにリールからラインが飛び出し、海面を割って巨大魚が大ジャンプ!
猛烈な引きに耐え、20分余りのやりとりの末、取り込んだのが叉長(尾ビレの切れ目まで)123センチ、全長で146センチの優勝魚だった。
「ルアーを交換して、すぐにヒットした」と振り返る植草さんは、ルアーフィッシング歴10年で、「引きの強烈さとスリリングさが魅力」というシイラは7年目。過去に全長143センチを仕留めているが、それを更新するとともに同大会初Vをゲット。「ボクに釣りを教えてくれた父に報告したい」と話した。
ちなみにこの日、80センチ前後の小ぶりが多かったものの、船によっては計40匹以上のキャッチがあり、全長で100センチを超すもののヒットもみられた。<シイラゲーム>最盛期だ。【長瀬川忠信】◆大会成績◆▽優勝
植草繁(48=千葉市)=123センチ(全長146センチ)▽レディース賞
田村浩子(45=神奈川県相模原市)=95センチ(全長115センチ)▽キャプテン賞
勝山「宝生丸」2号船=高橋賢一船長(30)※サイズはいずれも叉長。キャプテン賞は優勝を出した船の船長(敬称略)◆出漁地メモ◆▽富浦「第三共栄丸」
乗合午前5時出船。15日と16日休漁。(電話)0470・33・2116。HP<http://www.uzushio.net/kyouei/>▽勝山「宝生丸」
乗合午前5時出船。(電話)0470・55・2777。HP<http://www.houseimaru.com/>▽保田「村井丸」
乗合午前5時出船。(電話)0470・55・1121。HP<http://www.muraimaru.co.jp/index.htm>※いずれも日刊スポーツ新聞社指定。各氷付き9000円。交通も含め詳細は要確認。▽ルアーの問い合わせ
大会ルールなど詳細も含め「サウスエンド」(電話)0470・23・8827。HP<http://www.southend.jp/>

