やっぱり日本食だ!!

 リオデジャネイロ・パラリンピックの車いすテニス男子シングルスで3連覇を狙う、国枝慎吾(32=ユニクロ)が3日、選手村での生活で日本食を解禁したことを明かした。

 五輪公園内での練習後、取材に応じた国枝は、選手村での生活を聞かれると「食事に苦戦しています。ブラジル料理はちょっと…」と苦笑いし、「ついに、日本食を解禁してしまいました。レトルトカレーや親子丼を食べています。やっぱり、日本食はおいしいですね」と満面の笑みを見せた。

 海外遠征が多い国枝だが「暑いのは好き」とし、この日も気温30度の中、サーブ練習を中心に汗を流した。08年北京大会、12年ロンドン大会と金メダルを獲得し、今大会で3連覇の期待がかかる。リオ入りして3回目の練習となったが「なんか、これまでのパラリンピックと違ってしっくりこない。テクニカルの問題で、自分でも分かっているので本番までには修正したいです」と話した。

 これまでケガに悩み、今年1月の全豪オープンでは初戦敗退。11年ぶりの初戦敗退で世界ランク1位から滑り落ちた。4月には右肘の内視鏡クリーニング手術に踏み切った。術後の状態が心配されるが「肘は100%完治しているわけではないけど、十分戦える。あとは自分がどれだけ出来るかです」と、自身に言い聞かせるように言った。