前川楓(18=チームKAITEKI)が、大舞台で自己ベストを34センチも更新する3メートル68の日本新記録をマークして4位と大健闘した。1本目の跳躍をファウルするなど追い込まれたが、4本目の跳躍で大ジャンプを決めた。「3本目の跳躍で決勝に残れて気持ちが楽になって、自分の跳躍ができた。パラリンピックがこんなにすごいと思わなかった。東京につなげたい」と喜んだ。

 大西瞳(39=ヘルスエンジェルス)も自身の持つ従来の日本記録(3メートル52)を上回る3メートル58の記録で6位に入った。「すごい大歓声で嬉しくて泣きそうになりました。でも跳躍に入ったら集中できました。自己ベストは出せたけど、メダルを目指していたので残念です」と、笑顔ながら少し残念そうだった。