初のメダルを狙う、日本代表が準決勝でポルトガルを8-5で破り、銀メダル以上を確定させた。08年北京大会での初出場以来、メダルは初となる。

 エース広瀬隆喜(32=アルムの森ペーターの丘)を中心として確実に得点した。最終の第6エンドが終了し、勝利が確定すると、広瀬は「ウォーー」と両手を高々と挙げてほえた。「メダルを手中に収めることができて良かった。興奮しすぎて、車いすから落ちそうでした」。

 08年北京大会は予選敗退、12年ロンドン大会は7位だった。今大会は「最低でもベスト4、最高で金」とチーム内で目標にしていた。決勝は世界ランキング1位の王者タイと対戦する。「ここまできたら、メダルの色は気にせず今までやってきたことを出し切るだけで、出し切れば良い結果につながると思う」。

 また、リオ大会の日本選手団の中で「広瀬」という名字の選手が既に3人メダリストになった。広瀬は「たまたまですけど、良い流れですね」と笑った。柔道男子60キロ級の広瀬誠が銀、同女子57キロ級の広瀬順子が銅を獲得している。