カーリング女子でLS北見の日本が英国を破り、この競技で男女通じて初の表彰台となる銅メダルを獲得した。

 序盤から1点を取り合い、第5エンドを終えて2-3とリードを許した。第8エンドで追いつき、第9エンドで4-3と勝ち越した。最終第10エンド、英国の最後のショットが乱れ、1点をスチールし試合を決めた。

 スキップ藤沢五月(26)は「私の最後のショットが正直良くなかったので、負けたと思った。信じられない。本当に良かったです」とホッとしたように笑った。第9エンド、不利な先行ながら藤沢が好ショットを連発し、英国にプレッシャーをかけ続け1点をスチールした。「思った以上に相手がディフェンシブにきてた。ハーフタイムにコーチが『流されないように。チャンスがあればアグレッシブにいっていい』と声をかけてもらって、それが第9エンドに攻めるきっかけになったのかなと思います」と振り返った。

 女子は98年長野五輪から6大会連続で出場。長野と14年ソチの5位が最高だった。長野以来、20年ぶりに男女代表がそろって出場を果たした今大会。新たな歴史の扉を開いた。