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俊輔ぼう然バルサに逆転負け/欧州CL

決勝ゴールを決められガックリとひざを落とす中村俊輔(撮影・PNP)
決勝ゴールを決められガックリとひざを落とす中村俊輔(撮影・PNP)

<欧州CL:バルセロナ3-2セルティック>◇20日◇決勝トーナメント1回戦第1戦◇英グラスゴー

 【グラスゴー(英国)=アンソニー・マッカスカー通信員】セルティックMF中村俊輔(29)が、衝撃の敗戦を喫した。2年連続で決勝トーナメントに挑戦したが、ホームでバルセロナに2―3。点差以上に大きな実力差を痛感して「サッカー観が変わった」とショックを口にした。勝ち進んで来たからこそ得られた貴重な経験を胸に、中村は3月4日(日本時間同5日)、バルセロナに乗り込んで第2戦に臨む。

 目をつぶって、天を仰いだ。中村の肩から、一気に力が抜けた。これが実力の差、サッカーの違い。「これまでのCLとは違う、違いすぎる。インパクトも強かった。バルサは今までで一番強い相手。ボールも回された。回し方が面白かった」。そう言うと自嘲(じちょう)気味に「そんなこと言ってたら、しょうがないけど」とつぶやいた。

 1点リードで迎えた後半7分、中盤でパスコースを探した。早いプレスに攻め手がなく、DFコールドウェルにボールを下げた。そこから逆にパスカットされ、わずか6秒でゴール。ボールを前に運ぶのさえ苦労しているのに、バルサは簡単に決める。厳しすぎる現実にぼうぜんとした。

 点差は1点だが、内容では完敗。シュート数は4本対19本、GKボルツの好守がなければ、6、7点はとられていた。中村も守備の負担が増えた。「守備は頑張ったとは思うけど、攻撃はやりたいことができなかった。おれのミスも多かった」。試合中に走った距離は、普段の10キロ前後より多い11キロ。「走らされた」。疲れ切った表情で話した。

 06年W杯ドイツ大会のブラジル戦、日本が世界との圧倒的な力の差を感じた試合だ。中村は「あの時と似ている」と言った。周囲から期待されるだけに、力が出せなかった時の反動も大きい。スペイン紙アスは「攻撃では何もできず、できるのはユニホームを売ることだけ」と辛らつな寸評で中村を、試合の「ワーストプレーヤー」とした。欧州CLでのホーム戦黒星は04―05年のバルセロナ戦以来。中村にとっては初体験なだけに、衝撃は大きい。

 ホームで3点を奪われての敗戦で、第2戦では2点差以上の勝利が必要になった。地元各紙は「もう終わり」と絶望的な見出しを並べた。ストラカン監督も「(勝つか負けるか)賭けはしない」と悲観的だ。昨季日本人として初めて欧州CLの決勝トーナメントに進んだ中村が、2度目の挑戦で大きすぎる壁にぶち当たった。

[2008年2月22日9時35分 紙面から]

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