<男子ゴルフ:とおとうみ浜松オープン>◇最終日◇22日◇静岡・グランディ浜名湖(7028ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)
風に乗って聞こえる優勝インタビューの中、唇をかんで夕空を見つめた。プレーオフ直後。石川遼(19)は「最後3ホールは勝てる内容じゃなかった。ミスを忘れるくらいなら、勝てなくてよかった」と切り出した。
直前のバーディーで首位に立った直後の16番パー3。「練習場と同じ、平らなティーグラウンドから打って、なぜあんなミスが出るのか。自分にあきれた」。ティーショットが、グリーン右のバンカーに深く埋まり、ボギーとした。
18番パー5のバーディーでプレーオフに持ち込んだが、ショットの乱れは続いた。1ホール目は第2打が、ホール右のスコア掲示板の下に転がり込んだ。だが無罰でのリプレース後、斜面を自然にボールが転がり落ち、平地から第3打を打てる幸運に恵まれた。
しかし2ホール目、1・5メートルのバーディーパットがカップに蹴られた。「第1打をラフ、第2打をバンカーに入れた時点で、自分はいっぱいいっぱいだった。2打とも完ぺきだった小林さんの優位は揺るぎなかった」。
8アンダー64はこの日のベストタイ。2位で、週明け発表の世界ランクで全米オープン出場圏の50位以内に入る確率も高まった。それでも石川は「気持ちを入れ直して練習」と厳しい表情だった。【塩畑大輔】

