片岡大育(だいすけ、27=Kochi黒潮CC)が1バーディー、1ボギーの70で回り、通算4アンダー、136で単独トップに立った。

 風速10メートル近い強風が吹き荒れ、アンダーパーはわずか2人という厳しいコンディションの中をパープレーで粘り「この強風の中だから100点ですね」と笑顔で振り返った。

 1パットでパーを拾ったのが6ホール。「ピンチをアプローチとパターでしのげた。“しのぎの片岡”です」とニヤリ。5番ではグリーン手前のバンカーから2・5メートルにつけた。「グリーンまで40ヤードはあったし、ピンも見えない。2段グリーンの下からだったし、10回打って2回パーを取れたら最高という感じだった」とうなずく。

 花粉症に悩まされており、この季節のラウンドはマスクが欠かせない。それでも、17番からは「無愛想な顔でテレビに映るわけにはいかない」とマスクを外してプレーする余裕もあった。昨年5月の関西オープン以来となるツアー2勝目へ「もう1年たちますし、今週はチャンスをものにしたい」と力を込めた。