アマチュアの長野未祈(みのり、15=千葉・麗沢高1年)が4バーディー、2ボギーの69で回り、通算4アンダーの138で首位と1打差の2位につけて決勝ラウンドに進んだ。

 「一番の目標が予選通過だったので(上位にいる)実感がまだないです」と初々しく笑った15歳。7番で5メートルのバーディーチャンスから3パットボギーをたたくなど、スコアを2つ落としてから粘りを見せた。8番で4・5メートルを沈めると、10、11番で連続バーディー。最終18番でも4メートルをねじ込んでバーディーを奪い、ホールアウト時点では単独首位に立ってギャラリーを沸かせた。

 15歳278日での優勝となれば、14年KKT杯バンテリンレディースの勝みなみの15歳293日を上回るツアー最年少Vだ。「ピン位置も難しくなると思うけど、トータルスコアを崩さないようにと思っています。緊張はします。でも、楽しんでやっています」。この日1度しかフェアウエーを外さなかった正確なドライバーショットに加え、強心臓ぶりでも周囲を驚かせている。